PageTopButton

町のビール屋さん Let It Beer

鹿児島県大隅半島にある鹿屋市に、小さな醸造所がある。「Let It Beer」。作るのは、地元にこだわったクラフトビール。美容師が本業の山内政洋さん(47)と、イベントプロデュースなどを行っていた雪丸久徳さん(45)らが、ビール好きが高じて2014年にビールの会社を立ち上げた。

 

最初は市場調査も兼ねビアパブを開店。各地の地ビールを提供してきた。そして、2020年に醸造免許を取得。オリジナルのビールを作り始めた。コラボするのは、地元の食材。代表的なビールが、大隅産の金柑、桑の実を使った「金柑エール」「桑の実エール」。香り高く優しい味わいが人気を呼んでいる。

 

他にも、志布志市のお茶を使った「抹茶エール」や鹿屋市のチョコレート工場のチョコを使った「麦チョコエール」など、個性的なラインナップだ。ビールの輪は次第に広がり、応援する人たちも増えてきた。地域の高齢者グループは、ラベル貼りなどの手伝いをかってでてくれた。目指すのは「地元に当たり前にあるビール」。2月、大隅の春を感じる新作ビールの仕込みが始まった。

 

(制作:MBC南日本放送/北原 由美)

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう