PageTopButton

神楽キッズ 舞い上がれ ~伝統でつながる子どもたち

ビジネス

大分県由布市庄内町。この地におよそ250年にわたり受け継がれているのが、庄内神楽です。力強い太鼓や笛の音に合わせた勇壮な舞が特徴です。夜になると、お囃子の音と子供たちの声が響きます。庄内子供神楽愛好会です。小学3年生から中学2年生までの12人が週に2日、稽古に打ち込んでいます。中でも、小学5年生の後藤渉王くんは5歳で神楽を始め、2年生のときに初舞台を踏みました。この子ども神楽座の特徴は子ども同士で指導をすること。上級生が経験で学んだことを慣れない新入生に教えます。渉王くんも先輩の指導を受けて育ちました。あれから3年。渉王くんが指導するのは、3年生の安部蓮斗くん。初舞台を目指して一生懸命、踏み込みます。自分みたいになってほしいと渉王くんの指導にも熱が入ります。4月、渉王くんは初めて公演で女形を演じます。演目は庄内神楽の十八番ともいわれる「大蛇退治」。迎えた公演の日。渉王くんは重要な櫛稲田姫を舞います。女性らしい、しなやかな動きが見せどころです。観客を魅了するため、舞って、舞って、ひたすら舞う!
神楽という郷土芸能でつながる子どもたちが切磋琢磨する姿と、純粋に神楽に向き合う姿を追った。
(製作:OBS大分放送 / 田中智基)

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう

radiko 防災ムービー「あなたのスマホを、防災ラジオに。」