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夢に向かってストレート 元プロ野球選手の挑戦

福岡ソフトバンクホークスを2度のリーグ優勝に導くなど球界を代表するクローザーとして活躍した馬原孝浩さん36歳(熊本県出身・九州共立大卒)。2015年に現役を引退。現在、3つの国家資格(柔道整復師・はり師・きゅう師)の取得に向け奮闘している。自宅のある糸島市から北九州市の専門学校までは片道100キロ以上。週6日、車で往復3時間半かけて通っている。自身について「要領が悪く不器用だ」と話す馬原さんは何事に関しても常に全力投球。3つの国家資格の合格率はそれぞれ60%程度で、同時に取得するのは飽くなき挑戦だ。それでも彼が合格を目指す理由。それは現役時代、再三故障に泣き、右肩を手術したからだった。同じようなけがで苦しんでいる選手を手助けしたい。馬原さんのサポートもあり、2011年のセ・リーグMVP浅尾拓也投手(中日)も右肩の故障から再起を図ろうとしている。ホークスの球団スタッフやテレビ解説者への誘いを断って選んだ第2の人生。プロ野球で培った経験と体の治療の知識を兼ね備えた人になりたい。選手に寄り添い、肉体面・精神面の両方でサポートできる理想を追い求めて・・・。
(製作:RKB毎日放送 / 東山隆)

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