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一汁一菜一景

地元の食材を使った「朝ごはん」を、地元の絶景を楽しみながら味わう。そんな「宇土飯を喰らう会」の実行委員長を務めるのが、土黒功司(ひじくろ こうじ)さん。
地元の大学院を卒業後、東京で仕事をしていた土黒さんは、結婚を機に故郷・熊本県宇土市にUターン。その後、子どもも生まれ、ここに骨を埋めるなら、何か地域に貢献し、もっと魅力的な町にしたいと考えていた。なぜ「朝ごはん」なのか?地元の特産物を改めて挙げていくと、米、卵、海苔、貝、味噌、醤油…。これは「朝ごはん」しかないでしょうということで、地元の絶景スポット・干潮時の干潟に現れる道路で1回目のイベントを開催した。会は好評で、農業・漁業生産者の協力を得ながら、宇土市内各地でこれまで5回開催。生産者にとっても消費者の意見が聞ける貴重な時間となっている。土黒さんは活動を続けるなかで、地元を盛り上げたいと思う人が多いことに気付いた。これからの地元の産業を担う後継者クラブ、海苔や味噌、醤油を作る人、器を作る陶芸家など。地元を改めて見直してみると自分たちも知らなかった町の魅力、地元で頑張っている人たちとの出会いがあった。ふるさとを楽しくしていきたいと奮闘する土黒さんの姿、地域活動の形を紹介する。
(製作:RKK熊本放送 / 田中丈晴)

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