長崎県佐世保市にあるバルーンアートティキティキ。
お店は、色とりどりのゴム風船で溢れている。細長いバルーンをひねって組み合わせて、小さなギフトから結婚式の装飾まで行うバルーン専門店だ。お店を営むのは、川添裕至さん(64)と妻由美子さん(65)。夫婦で設計の仕事をしていたが、突然夫が「風船を仕事にしたい」と言い出した。22年前、娘の幼稚園のバザーで披露したバルーンアートの喜びが忘れられなかったそう。その後、IT企業の営業職にも就いたが、やっぱり諦められなかったバルーンの夢。妻の反対を押し切り、一緒に風船屋を始めた。せっかくやるなら私もうまく作れるようになりたい!と由美子さんも猛特訓。さらに、作って売るだけではだめだと夫婦でパフォーマンスショーも行うように。夫がバルーンアート、妻はマイクで盛り上げる。週末やクリスマスこそ大忙し、一人娘には寂しい思いもさせた。趣味から始めて22年、現在も平日はギフト制作、週末はイベントに出向いてバルーンショーと、忙しい日々を送る。そんな二人にこの春、特別な結婚式の装飾依頼が舞い込んだ。
バルーンに夢をのせて、たくさんの人に笑顔と幸せを運ぶ夫婦の姿を描く。
(製作:NBC長崎放送 / 井手 春菜)
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