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親子でつかめ! 日本一 ~13歳 女子ボクサーの挑戦~

大分県宇佐市の中学1年生、山田月琴〈やまだりこ〉さん(13歳)は、父親の山田聖仁さん(61歳)が自宅の隣でボクシングジムを運営していた影響で小学1年からボクシングを始めた。大会でなかなか勝つことができなかった彼女だが、昨年の8月に行われた「第6回全日本アンダージュニアボクシング王座決定戦」で前回大会の決勝で敗れた新潟県の選手に雪辱を果たし初優勝した。だが、その直後に、彼女が所属する日本ボクシング連盟と、日本プロボクシング協会のチャンピオン同士が対決する初めての統一戦が行われることが決まった。対戦相手は、福岡県の選手で過去に別の大会で2戦2敗、一度も勝ったことがない相手だ。統一戦でもリベンジを果たすため、父親の協力のもと筋トレや週1回、車で2時間かけて大分市内の高校ボクシング部への出げいこも始めた。「試合で打たれている娘を見ていると、なぜ、ボクシングをさせたのかと後悔することもある」と言う父。でも、「父親としてできることはしてあげたい。やるからには絶対に勝ってほしい」と願い、親子で練習を重ねた。そして、大会当日、父がリングサイドで見守るなか、2分×3ラウンド頂上決戦のゴングは鳴らされた!
(製作:OBS大分放送 / 伊東 武紀)

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