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目指せ!島のトップセールスマン

鹿児島県最北端の島、獅子島。学校は中学までしかなく、卒業すると多くの若者が島を出る過疎と高齢化が進む町。そんな獅子島に家族5人で戻ってきた山下城さん(33)。中学校を卒業して以来、17年ぶりの島での生活だ。以前は東京の大手製造会社に勤務。営業成績が1位になるなど、バリバリのビジネスマンだった。上海にも駐在し、ビジネス都市の情熱や勢いを肌で感じてきたが、一方で、ある思いが湧いてきた・・・。「これまで培ったスキルや人脈をフルに活用して獅子島を元気にしたい。」
31歳で東京の会社を辞め、帰郷。父親の元で漁師の見習いをしながら島の特産品の開発に取り組んだ。完成させたのが「百年漁師シリーズ」。アオサやヒジキを使った佃煮や、山下家のおふくろの味、鯛を使った魚味噌などご飯のお供だ。今も新商品を開発中だ。県内のデパートやホテルの他、関東にも出向き、販路を広げようと走り回っている。島に戻り、かけがえのない時間も取り戻した。それが、子どもとの時間。 海で遊ぶなど、島での暮らしを満喫している。新米漁師として。新商品を売り込むビジネスマンとして。そして一人の父親として。故郷で暮らしながら新たな挑戦をする山下さんを追う。
(製作: MBC南日本放送 /上野 祐助)

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