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人気のあの店が続々と登場! 愛しのメジャー店~快進撃の裏側

今回の「まじもん!」は『愛しのメジャー店~快進撃の裏側』。全国でも名だたる“グルメ”県・福岡発のあの店の快進撃を追いました。

福岡発の人気店の快進撃を追う!

開店前に大行列! ドーナツ専門店「I’m donut? 渋谷店」

渋谷にできた長蛇の列。その先にあるのは「I‘m donut? 渋谷店」でした。

店内にはクリーム系やスティックタイプなど、商品はドーナツだけで全80種類。惣菜ドーナツだけでも全30種類。開店2時間前には大行列になる人気店です。

お店の仕掛け人は、福岡市で話題店「カフェヒラコンシェクラシック」や「アマムダコタン」を展開する平子良太さん。「色んな種類のドーナツを出したくて色々作っているうちに80種類になった」と平子さんは語ります。

売れ筋第1位は看板商品の「I’m donut?」(205円)。六本松店では「生ドーナツ」(216円)と呼ばれています。渋谷店での1日の販売数は、なんと約500個! カボチャを練り込んでブリオッシュ生地が、「とろけるような何とも言えない味を生み出します」(平子さん)。

2022年3月に「I’m donut? 中目黒店」、21年10月に「アマムダコタン表参道店」を出店した平子さん。豊かな発想で話題店を発信し続けています。

東京やハワイでも大人気! 「豚バラ」を世界に送り出した「焼とり八兵衛」

数多くの焼き鳥店がある福岡で、ひときわ存在感を放つのが「焼とりの八兵衛」。「おしゃれでデートや女子会にも使える」と評判の人気店です。

店主の八島且典さんは39年前に前原本店を開業。福岡だけでなく、東京など国内では8店舗。ハワイやマニラなど海外にも店舗を展開しています。

そんな八兵衛の代名詞は「豚バラ」(220円)。八兵衛全体では年間10トン、串にすると約20万本分の豚バラを消費しています。

「豚バラがいちばんおいしい店になりたくて、毎日試行錯誤していた」と八島さん。ポイントは備長炭で焼き上げること。ワインと組み合わせるのも「八兵衛」流です。

豚バラ以外の人気トップ5は、「骨なし手羽塩」(320円)や「なんこつ入り手作りつくね」(270円)。霜降り肉で春菊やえのきを巻いた「和牛すきやき串」(580円)や「えんどう豆の串揚げ」(280円)といった創作串も、八兵衛の人気を支えるヒミツです。

今年4月に開業した「ららぽーと福岡」では、テークアウト専門店をオープンしました。なかでも注目は、人気の串焼き4種が入った「焼とりのり弁」(1,280円)。八島さんの不屈のチャレンジ精神こそが、八兵衛のパワーの源に違いありません。

みんな大好き! 福岡県の「うどん御三家」を一挙紹介!

「増える麺」でおなじみの「牧のうどん」

福岡の県民食といえば「うどん」。その御三家が、「牧のうどん」「資さんうどん」「ウエスト」です。創業40年を超えるどの店舗も県民の心を鷲づかみ。その人気のヒミツを徹底取材しました。

糸島の本店をはじめ福岡県内に4店舗を構える「牧のうどん」。硬さを選べる釜揚げ麺が名物ですが、実はそのスープにもポイントが。高級な利尻昆布を使う香り高いスープの風味を守るために、「牧のうどん」が出店するのは工場から90分以内に届けられるエリアのみなんだそうです。

さらに詳しく聞くために、グループの聖地でもある長崎県佐世保市にある「牧のうどん 三川内店」へ。待ち合わせの場所にやってきたのは、大学教授の尾場均さんら3人の“おじさん”。SNSで「牧のうどん部」を運営する、「牧のうどん」の大ファンのグループです。

「牧のうどん部」おすすめのトッピングは「緑のてんぷらうどん」(460円)。緑色をした天ぷらには、ほうれん草、枝豆、にんじん、きくらげなど、野菜がたっぷり入っています。

さらに、尾場さんが注文したのは、豚のひき肉入りのみそがのる「みそうどん」(510円)。食後のスープにおにぎりを入れれば、即席雑炊の完成です。

食べ終わった後、だしをとったあとの昆布を手に店を出てくる3人。無料で配布されているので早い者勝ちです(不定期)。こうしたサービスも顧客をトリコにしています。

居酒屋使いもできる定番チェーン店「ウエスト」

「ウエスト」といえば、県内には71店舗を展開する誰もが知るチェーン店。揚げたての「かき揚げうどん」(500円)などが人気です。
夜の時間帯だけ味わえる限定メニューも人気のヒミツ。多い店舗では50種類の居酒屋メニューを楽しめるんです。

「もつ鍋」はなんと1人前290円(※)。焼肉店も展開するウエスト独自のルートでもつを仕入れ、うどんのスープを使うことでこれほど安く提供できるのだそうです。
※映像は2人前。注文は午後5時から、2人前から。

自身のTwitterでウエストのもつ鍋愛を発信する、福岡在住の元プロレスラーの獣神サンダーライガーを迎え、おすすめの食べ方を指南してもらいました。

獣神サンダーライガーのおすすめは、「追いもつ」(1人前250円※)+シメの「うどん麺」(200円)を最初から追加すること。さらに醤油をひとかけ。たっぷりの天かすも投入し、ねぎをふりかけて味わいます。こんな味わい方もあるとは、さすがウエスト、懐が深い!
※映像は2人前。

北九州市民のソウルフード「資さんうどん」

北九州市民のソウルフード「資さんうどん」。ファンが増えている理由は豊富なメニュー。人気を二分する「肉ごぼ天うどん」(750円)や「カツとじ丼」(みそ汁付き、720円)、「ぼた餅」(130円)、「おでん」(100円~)など、さまざまなメニューが並びます。

そんなにメニューが多いと何を注文したらいいか迷ってしまう?! そんな初心者を案内してくれるのが、好きすぎて全店を制覇したという「すず資(すけ)」さん。

おすすめのオーダーは「カツカレーぶっかけうどん」(小ライスセット1,020円)+おでんの「牛すじ」(1本150円)。牛すじを「カレーうどん」の上にトッピングして味わい、食後に締めのカレーリゾットを作れば、資さんうどんの魅力を120%楽しめます。

「御三家」と肩を並べる実力店! 久留米「人力うどん」

さて、ここで忘れてはいけない名店が久留米にある「人力うどん」。地元民からの支持は厚く、一部のエリアでは「うどん御三家」をも凌ぐ勢力になっているとか!

その「人力うどん」の看板を見ると、屋号が違う2種類の看板が。この2店舗、屋号は違いますが実は同じグループ。違いは麺にあります。

違いを確かめるために向かったのは、久留米市東合川にある「人力うどん東合川店」。まずは人気の「ごぼう天うどん」(420円)を実食します。

「だしはもちろんですが、こだわりは手打ち麺」と話すのは、人力うどん東合川店の店長・羽山正浩さん。圧力釜を使って短時間・高温で麺をゆで、ふわふわ・もちもちの食感に。ゆであげた後すぐに冷水で締めることで、麺が伸びることなくふわふわの食感が保たれます。

「人力うどん」のルーツは、明治38年創業の「福山製麺所」。手打ちうどん専門の製麺所としてスタートしたのち、30年前にうどん店を開店。その際、長年のノウハウを生かしてたどりついたのが、手延べの技術を使った独自の麺です。

その手延べ麺を味わうためにやってきたのが、久留米市福津本町にある「人力屋 聖マリア病院前店」。

「人力うどん」と「人力屋」、2店舗のごぼう天うどんを比較すると、この通り太さが違います。のど越しがよく、弾力もある。

業界でもめずらしい手延べ麺の製法についてさらに調べるために、現在は佐賀県鳥栖市に拠点を構える「福山製麺所」へテレビ初潜入!

大きな円形の容器に、こねた小麦粉をイン。その量、なんと1,200食分! この生地を1本の巨大な麺にして加工し、2時間熟成したのち、麺は手延べの工程へ。

何度もこねた生地を人の手で延ばすので、まさに「人力うどん」。さらに丸1日熟成させ、手打ち麺の5倍の時間をかけて完成させます。

「わが子を育てるような感じです」と、職人歴30年の西村和利さん。一つひとつの工程を目視しながら、次の工程に移るのは「お客様においしいものを届けたい」という想いからだと、取締役の福山誠さんは語ります。

福岡県民なら知ってる?! メジャー店のヒミツ

「ビフテキ屋うえすたん」の大きなにんじん

福岡県内に11店舗を展開。アメリカンな雰囲気が自慢のステーキ店といえば「ビフテキ屋うえすたん」です。しかし、来店客のお目当ては、意外にもお肉以外?!

その「お目当て」とは、ビフテキの付け合わせで出てくるにんじん。「ビフテキ サーロイン(200g)」(2,480円)で大きさを比較するとわかるように、ほぼ1本分の特大にんじんがステーキの後ろに添えられています。それにしても、大きすぎないか……?!

「ジェームズ」という愛称で店に立つ、ベテランスタッフの清原俊治さんに尋ねてみると「営業を始めたころからずっと1本です」(清原さん)。カットしないほうが旨みを逃がさず、ホクホク感も増すのだとか。これを目当てに来店するお客さんも少なくないそうです。

おまけが太っ腹すぎ! 「ミスタージョージ」の「日本一のお子さまランチ」

福岡と佐賀に店舗を展開する「ミスタージョージ」の看板料理は、「ジョージハンバーグセット(ライス・サラダ・みそ汁付き)」(990円)。手ごねのハンバーグで、ソースは7種類から選べます。

もうひとつの名物が「日本一のお子さまランチ」(670円)。でも、見た目は普通……?!

実は、子どもたちの目当ては、ランチについてくる「おまけ」。スタッフの古賀聖治さんは「高いものだと1,000円ほど。採算度外視です」と、太っ腹なおまけのヒミツを語ります。

「ピエトロ」の「ピエトロおじさん」の現在の姿

福岡市に本社を置く食品メーカー「ピエトロ」。レストランやショップを全国に42店舗展開。おなじみのドレッシングは年間2,000万本を販売する大ヒット商品です。

ピエトロの顔といえば「ピエトロおじさん」。このキャラクターには、実はモデルがいるとか?! 執行役員の中村智弘さんに真相を伺いました。モデルになったのは、イタリアの民話の主人公「ピエトロ」。この羊飼いのおじさんが、パスタが大好きだったという逸話からピエトロのキャラクターが生まれたそうです。

そのピエトロおじさんがリストラの危機?! 「ピエトロ本店セントラーレ」にいたピエトロおじさんも、その姿が見えない……。

その理由は、リニューアルに合わせてピエトロおじさんもあたらしく生まれ変わったから。現在は店内のいろんな場所に、かわいいピエトロおじさんが隠れているので、ぜひ探しに行ってみてください。

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