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おしどり夫婦の握り鮨

あの松下幸之助氏に鮨を握ったことが自慢です。高原信義さん、御年77歳。
島原で愛されて52年の寿司店、江戸新のご主人です。店の外にあるのは信義さん手書きのにぎやかな看板。お店に入る前から看板で笑顔になって、元気な声に出迎えられて期待が高まり、愛情いっぱいの鮨が幸せ気分を最高にしてくれます。
77歳と73歳になった今も、朝から晩まで、年中無休で働くおふたり。
いまだに出前もこなします。
お店が愛される理由は、鮨のおいしさはもちろん、ふたりの人柄にほかなりません。
アイデアマンの信義さんは、普賢岳の噴火の時には、お山が鎮まるように、溶岩ロール巻きなる新作を打ち出し、それは今も人気メニューのひとつです。
そして、店内には数えきれないほどのメニューが書かれた短冊が下がります。島原名物具雑煮も自慢の一品です。
典子さんは、いつもニコニコ。ご主人に寄り添う姿に夫婦が歩いてきた半世紀の重みがしのばれます。
51年目の結婚記念日、信義さんはあるサプライズで妻の労をねぎらいました。そのサプライズとは?
苦労は宝と言い切る信義さん。日々を大切に、まじめに生きる素晴らしさをさりげなく教えてくれる・・・おしどり夫婦の握り鮨、どうぞ召し上がれ。
(製作:NBC長崎放送 / 宮路 りか)

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