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進化するスタジアムビジネス!「福岡ソフトバンクホークス株式会社」

年間観客動員数はパ・リーグ最多、年間売り上げは237億円!われらがホークスを運営し、スタジアムビジネスでがっちり!なのが「福岡ソフトバンクホークス株式会社」だ。

日本の球団で唯一の自前の球場であるPayPayドームは、今や非日常を味わうエンターテインメント空間へと変貌を遂げた。今回は、野球観戦だけではない“スタジアムビジネス”の裏側を徹底追跡。PayPayドームに潜む様々な日本一、他を寄せ付けない集客術に迫る。

付加価値を付けろ!席種日本一

PayPayドームのシートの種類は、日本屈指の数を誇る。
例えば、選手たちのベンチとほぼ同じ目線で観戦できる、玄人好みの「コカ・コーラシート」。明太子のオブジェが目印の「やまやめんたいこBOX」では、明太子づくしのオードブルが付いてくる。ファミリー向けなら「ECCキッズパーク」。試合中も自由に遊べる遊具施設に、老若男女問わず大好きなビュッフェコーナーを設け、ファミリー層の取り込みにも成功した。

PayPayドームには、お客さんのニーズに対応したおよそ30種類もの“選べるシート”があり、満足度が非常に高い。

選手グルメも日本一!


野球観戦の楽しみの1つがスタジアムグルメ。コンコースでは、ホークス選手が監修する“選手グルメ”がなんと70種類以上もあり、これも日本一だ。
2022年最新売り上げランキングを紹介しよう。
第3位の「上林選手のモンスタ丼」は、豚ばら肉をにんにく醤油で絡めた、スタミナ満点の豚焼肉丼。

第2位は柳田選手の「ギータの牛タン・焼肉弁当」。福岡の焼肉の名店・玄風館こだわりの一品だ。

そして第1位はなんとスイーツから「栗原選手のモンブラン」。味はもちろんのこと、本人直筆の“くり”の文字がプリントされた升も、SNSで“クリ”ーンヒット!

ホークスは日本一の選手グルメでもリピーターをつかむ。

世界一の○○ビジョン!

野球観戦においては、飽きさせない演出こそ最大の集客術だ。

外野席の上部に、世界最大の表示面積を誇る5画面構成の「ホークスビジョン」を設置。その大きさはなんとジャンボジェット機3機分というから、迫力は段違いだ。

さらにビジョンに使う映像だけでも、オープニング・選手紹介など公式戦開幕前に500タイプを自社制作している。毎年1から撮影し常に最新映像を流すことで、よりエンターテインメント性が高まり、野球好きにも野球に詳しくない人にも刺さるという。

大興奮のバックステージツアー!

ホークスは新たなファン層の拡大も狙う。

試合がない日や試合の前などに、通常スタッフや選手しか入れない場所を案内してくれるバックステージツアーを行っている。ビジョンの裏側やドームの天井部分、そして屋外の屋根にまで上れるエキサイティングなコースも!

ドームの裏側もエンターテインメントとして活用し、新たなファン獲得に繋げる。

新サービス!仮想空間メタバース

2022年5月、ソフトバンクと福岡ソフトバンクホークスは、インターネット上の仮想空間“メタバース”で、PayPayドームの来場体験ができる新しいサービスを開始した。
ピッチャーの投球を解析しスマートフォンに球速を表示したり、試合中には打者やキャッチャー目線でのボールの動きをほぼリアルタイムで再現したりできる。他にも、メタバース上で自身の分身“アバター”を操作し、球場の外周や中の通路、選手のロッカールームなどを自由に移動できる夢のようなサービスを無料で開始した。

あらゆる可能性を見いだし、集客に繋げる。ホークスは進化するスタジアムビジネスでがっちり!なのだ。

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この記事を書いたひと

軽部明香里

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アナウンサー、ナレーター、タレント、記者、そしてライター。東北で生まれ育ち、東京経由で九州へ。大好きな福岡と東京を拠点に活動中。またの名は、訛りすぎるアナウンサー・酒田倉子。時々出身地の山形弁を話す。<br>所属:<a href="https://litomon.jp" target="_blank" style="text-decoration: underline;">リトルモンスターエンターテインメント</a>