柳田の現場は!?秋山さんが徹底解説!

板東のプロ初完封勝利!

パリーグ首位のホークスは9月24日土曜日、ロッテと対戦しました。

1回、1番三森が相手の初球を振り抜き先頭打者アーチでいきなり先制点を奪います。更に2回、2アウト三塁一塁のチャンスでキャプテン柳田がこの技ありタイムリーでリードを2点に広げます。4回にはランナー二人を置いて中村晃!完璧に捉えた当たりは6号3ランとなりました。ロッテを突き放し援護を貰った先発の板東はロッテ打線をヒット5本に抑え、プロ初完封勝利!ホークス、優勝マジックを6としました。

柳田選手が好調の理由

(井口アナ)改めて昨日は板東投手も見事な活躍でしたけども、柳田選手も今調子が良いですよね。

(秋山幸二)良いですね。まず打席に入るときに絶対に打ってやろうという気持ちが表情に出ている。これは野球選手にとって1番大事なことです。絶対に打つぞというのがあるし、しっかり狙った球を“この球が来るんじゃないかなぁ”という想像をしながら一発で仕留めている。それが出来るか出来ないかで数字が変わってきますので、この日のホームランなんて完璧でしたね。1球外角に見せられて、もう1球外角に来るんじゃないかというのを一発で仕留めて左中間に打った瞬間ホームランだと分かる当たり。この体のバランスが完璧。これが出来ている時は調子が良いです。

そして2打席目です。1球目インサイド(内角)を見せられて、2球目が相手の得意なフォークボールを予想しながら、ちょっとボール気味だったんですけど、それを体勢を崩しながらとらえている!そういう事が出来ている状態。かなり集中して打席に立っているなという感じがします。

優勝ラインが今年は複雑

(井口アナ)状態が上がっている柳田選手にも期待したいんですが、大混戦なんです。
順位表を見ていきましょう。ホークスは勝ってマジックが6になりましたが、2位オリックスとはゲーム差が無い状況。マジック6と聞くと、いよいよ優勝まで駆け抜けていくと思うじゃないですか。今年はそんなに甘くないんです。もちろん期待値は高いんですが。
(秋山幸二)マジックが出ると言うことは優勝が近いんですけど、今回はちょっと違うんです。

(井口アナ)優勝の条件を見ていきましょう。残り試合の勝敗別の優勝ラインです。
(秋山幸二)ホークスとオリックスの勝負になりますけどね。

(井口アナ)オリックスが例えば残り3試合を3勝0敗となった場合、ホークスが5勝2敗で勝率が5割4分6厘で並ぶんです。勝率が並んだ場合は直接対決の結果になるんですけど、

(秋山幸二)今年はオリックスに負けているんですよ(10勝15敗)。だから勝率が並んだ場合はオリックスが優勝になるんです。ということはそれ以上に勝たなければならない。オリックスが3勝0敗であれば、ホークスは6勝1敗でないと優勝できない。1回しか負けられない。もう直接対決はないからですね。そういうことになってしまう。オリックスが残り3試合で試合間隔が飛び飛びのスケジュールになっている。

(井口アナ)日程に余裕があるんですよね。
(秋山幸二)そうすると投げるピッチャーは(好投手の)山本投手、田嶋投手、宮城投手、彼らが万全な状態で来る中で、中継ぎ投手をどんどん投入できる。そういう良い条件なんで、かなり大変です。

(井口アナ)その中でホークスは何が大事ですか?
(秋山幸二)目の前の1勝(笑)。それしかないんです。数字的にはかなり厳しいところもあるけど、まだホークスが有利なんで、あとはもう先のことを考えるよりはまずは目の前の試合をどうやって勝つかという、これに集中していくしかないですね。
だから柳田みたいに打席の中で“絶対に打ってやる”って言う気持ち、ピッチャーだったら“絶対に抑えてやろう”っていう気持ちが大事になってくる。

中継ぎ投手の選手層を厚くする良いニュース

(井口アナ)そんな中で良いニュースが入ってきています。
怪我で離脱中の又吉投手なんですが、9月24日土曜日の昨日、2軍戦に登板しました。
右足甲の骨折から復活を目指す又吉。昨日は2軍戦で6回のマウンドに登場すると1イニングを三者凡退に抑える完璧なピッチングを披露。1軍復帰に向けて調整は順調のようです。

(又吉投手)チームスタッフがクライマックスシリーズや日本シリーズ、優勝争いを一回経験して欲しいとずっと言ってくれていたので、ここで結果を出して1軍に呼ばれるようにやっていきたいなと思います。

(井口アナ)実績十分の又吉投手。それから左精巣の摘出手術がありました大関投手も昨日から1軍に合流していますので頼もしい戦力ですね。
(秋山幸二)大関はもう1軍にあがっていますから、どういう使い方をするかは分かりませんけどね。又吉も今年良い成績を残していますし、そういう中で今年は中継ぎ投手で失敗しているところが見えている気もするんで、この選手層が厚くなればなるほど勝ちに近くなってきます。

(井口アナ)この二人の活躍にも期待したいと思います。

カト淳の言い鷹放題!

いよいよ大詰めが近づくと、本来は明確な優勢劣勢の理由を求められる解説者陣も精神論を唱えます。でもこれは終盤戦に関しては正しいんです。長年プロ野球を見ていると本当に如実に出ているのが分かります。ベンチの雰囲気が勝敗に関係してくるのが接戦の中で見て取れます。松田選手のような球界一のムードメーカーを欠いている終盤戦のホークスには、海野選手や佐藤選手のような次世代ムードメーカーが育っていることも見て欲しいです。誰かがヒットを打ったり、点数を入れた時の雰囲気作りに彼らがどのような表情で盛り上げているのか?そこに注目するのもプロ野球の楽しみ方ですよ。

ここに来て技術向上って言ってもシーズン終わりますからね(笑)。勝ちたい気持ちが強く、失敗してもクヨクヨしない雰囲気作りが上回ったチームが終盤戦は勝ちます。少年野球のような理論が終盤戦は特に当てはまるのが不思議ですね。

THE WRITER

加藤淳也(カト淳)
加藤淳也(カト淳)
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ラジオパーソナリティー&リポーター&時々テレビ(笑)出演し、麺と音楽と野球と映画を探求するのが趣味の中年期おじさん。子供の頃から番組を編集したり文字におこして分析しながら観ていた変わり者。

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