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コンタカの旅みくじ/京都郡みやこ町(後編)

前回に引き続き、今回の旅の舞台は「京都郡みやこ町」。
旅の始まりは犀川駅。犀川(さいがわ)という名前から駅舎の外観はサイの形がモチーフになっています。

第一の旅のテーマは「名物〇〇さん」ということで、聞き込み調査を開始。「名物の昆虫収集家がいる」「元校長先生」「博物館で展示したことがある」という情報を聞き、立ち寄ったのは「みやこ町歴史民俗博物館」。学芸員の木村達美さんによると、昆虫収集家の正体は「松田勝弘さん」だということで、松田さんの自宅に向かいます。
〇ユータウン犀川
 京都郡みやこ町犀川本庄332-3
〇みやこ町歴史民俗博物館
 京都郡みやこ町豊津1122-13
元校長先生をしていたという松田さん。小学4年生から始めた虫集めはすればするほど夢中になり、昨年まで昆虫収集を続けてきました。
初めて採った虫は「ゴマダラカミキリ」という昆虫。家の周辺には樫の木の害虫・シロスジカミキリもいるのだそう。松田さんが着用しているmont-bellのTシャツに描かれた虫は英彦山にも生息している「ルジボシカミキリ」です。

松田さんが国内・海外で集めた虫はなんと約1万匹。3分の2は「みやこ町歴史民俗博物館」へと寄贈され、残りは自宅で保管しているとのことで自慢の昆虫を紹介してもらいました。
始めに見せてもらったのは、南米のペルーでとった甲虫。「ヘラクレスオオカブト」はオスとメスどちらもサイズが大きくインパクト大!

アマゾンの昆虫の中には「カミキリムシ」がいて、iPhoneとほぼ同等のサイズという巨大さです。
ペルーの「モルフォチョウ」やインドネシアの「トリバネアゲハ」、日本の国旗のようなチョウ、バットマンのようなチョウなど次から次へと様々な種類のチョウが出てきます。ちなみにチョウの綺麗な模様はオスがメスを誘っているんだそう。
どの標本も保存状態が良く、何十年も前にとられた昆虫が色鮮やかに残っていました。
次にお腹を満たすためにやってきたのは「うどんの庄 丸亀」。店内は梁見せ天井となっていて、なんと築100年以上にもなるのだそう。

「力うどん」と「丸亀定食」をいただきます。
「力うどん」は海老と餅がトッピングされた一品。うどんのコシが絶妙で、出汁の優しい味と卵の甘さが口に広がります。餅は見た目がピンク色と可愛く映えており、のびが良く口の中でとろけていきます。
「丸亀定食」はうどんに炊き込みご飯、天ぷら、サラダがセットになった定食。うどんは博多の人にも馴染むことのできる柔らかさがありつつ、コシがきいていて絶品です。
力うどん
670円(税込)
丸亀定食
1,470円(税込)
〇うどんの庄 丸亀 電話番号:(0930)32-2736
 京都郡みやこ町勝山大久保1082-3
第二の旅のテーマは「癒し・感動」。
「うどんの庄 丸亀」の店員さんに聞き込み調査をしたところ、珍しい光景が見られる神社があるということで、やってきたのは「崎山八幡神社」。「崎山八幡神社」は“鳥居と鳥居の間を電車が走る”という珍しい神社なんです。

神社ができたのは約400年前で、鉄道が走ったのが明治28 (1895)年。神社に鉄道が通った経緯に関して確かな情報は得られていません。
神社に訪れた人が良い画が見られるのはもちろん、電車に乗っている人も電車の中から神社を拝むことのできるスポットになっています。
〇崎山八幡神社
京都郡みやこ町犀川崎山2988

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