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2020年4月18日

昨年12月の「富永倫子と行く信州ツアー」で、体験した手作り味噌が仕上がりました~。
仕込みが12月12日。九州の気温から考えて4ヶ月くらい…GW前後を完成予定にしておりました。
おもしろいことに、同じ材料、同じ手順で仕込んだのに、仕上がり具合が違うんです。
写真左がコーナープロデューサー仕込み分(一軒家の床の間)、中央が富永倫子仕込み分(一軒家の玄関近く)、右が中島仕込み分(マンションの収納スペース)。
平均気温が最も高かったであろうマンション保存が、色も味も一番熟成が進んでる感じです。
やはり味噌は生きもの!

私たちが味噌づくりを体験したのは、大町市の「マルコメ美麻高原蔵」。
標高1000mのひんやりした場所です。長野市内のマルコメ本社工場で作られた味噌が運び込まれ、2年、3年と味噌が熟成されている場所です。
蔵の容量は2000トン。25mプール5つ分だそうです(笑)。

マルコメ(株)広報宣伝課の堀内紗綾香さんと技術伝承室の富永聡さんの指導の下、みんなで味噌づくり。
まずは、厚手のビニールに入れられた大豆=長野県産の「ナカセンナリ」を蒸したものを、手のひらですりつぶします。
ほんのりあったかくて気持ちいい~。大豆が、もふっ、もふっとつぶれていきます。

まとめて、ケースに納めて、自分の名前と仕込み日を記入。

手の動きより口の動きの方が多い富永・中島でしたが、ツアー参加者の皆様は手も口も動く!実習室内がわいわい大賑わいでした。

「仕込みから約4ヶ月後、できあがってすぐは“あっさりした味”」だと、堀内さん。
「味見してみて『この味が気に入ったからこの味をすっと食べたい』と思ったところで冷蔵庫に入れてください。
長く保存するなら冷凍庫でも大丈夫です。お味噌は凍りませんから。」とも。
ほかにも、「買ってきたパック入りのお味噌のてっぺんに載ってる紙と脱酸素剤はすぐ捨てて、ラップを味噌の上にぴったりくっつけておくのが正しい保存法」とか、「味噌にとって水分が大敵なので、味噌をすくう時は乾いた道具を使う」など、お味噌を傷めないための情報もたくさん教えていただきました。

手作り体験だけでなく、二年味噌と三年味噌の食べ比べも楽しい。

事前のレクチャーでも、味噌ができるまでの工程や日本の味噌文化についてもいろいろ教えてもらいましたよ~。
日本の8割は米味噌文化。麦味噌は0.5割。豆味噌も0.5割。合わせ味噌が1割。で、8割の米味噌のだいたい半分が長野県から出荷されているそうなんです。
長野県の味噌がシェアを広げたきっかけは関東大震災。
味噌屋が被災してつぶれてしまった関東圏に救援物資として送ったことから広がっていったんだそうです。
麦味噌文化の九州人にとって、信州味噌はしっかりorしょっぱいイメージかもしれません。
でも、いつものみそに信州味噌を混ぜると、これがいいんですよ~。
特に野菜たっぷり系の味噌汁には信州×九州味噌をおすすめしたい。
お近くのスーパーなどで、マルコメ味噌、買ってくださいませ。

□ マルコメ美麻高原蔵 →
https://www.marukome.co.jp/miasa/
□ マルコメ →
https://www.marukome.co.jp/
□ 長野県公式観光サイト →
hwwttps://w.go-nagano.net/
□ 信濃大町観光なび →
https://kanko-omachi.gr.jp/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

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