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自然に還るキッチンクレンザーのもと・乗鞍高原の温泉。そして白骨温泉。

ラジオ

松本市・アルプス山岳郷がリリースした「自然に還るキッチンクレンザー」。原料に使われたのは、乗鞍高原の温泉水です。どんな温泉なのか、『山水館信濃』で確かめてみました。
硫黄系のぽってりとした香りが、「温泉に入るぞ~」という気分をさらに上げてくれます。浴室内に漂う湯気の粒々がすべて硫黄の粒々に感じられるほどの濃厚さです。白濁の温泉がややグリーンがかって見えています。お湯に入った瞬間、肌が「とぅるん」と「さらっ」としますが、しばらくするとそれが「きゅきゅっ」とした感触に変わります。で、湯上がりに体を拭いていると「きゅきゅっ」としてたのが拭き終ると「とぅるとぅる」肌になるのです。不思議―。
 


山水館信濃の奥灘充さん(写真中)と、のりくら観光協会宣伝部長の奥灘康平さん(写真左)にその感想をぶつけると、「サラッとは、するよねえ」「あんまり気にして入ったことないなあ、毎日のことだから」と、肌ツヤよい笑顔でのお答え。でも「このお湯の特徴は洗浄力というより殺菌力ですよね、一番は。ちょっと酸性なので。つるつるって感じじゃなくキメを締めるって感じ。化粧水をパシパシッってした感じかなあ」と解説してくれました。そう!開ききった毛穴がキュッとするような感じですよ。
phは3.1。酸性になるぎりぎりの弱酸性です(2~3が酸性)。
しかも、短い時間しか入れなかったのに、湯上がりがとーってもぽっかぽか。
「なんですかねえ。芯まであったまるんですよねえ。39~40℃のぬるめのお湯ですが、ゆっくり入ってほしいんです」と、充さん。
 


おもしろく感じたのが、同じエリアにある公共の湯「湯けむり館」と、お湯の感じが違うということ。泉質は同じなのに。充さんにお尋ねしたら「それが不思議で、宿によって結構違ってたりするんですよねえ。同じ温泉なんですけど。で、みなさんの好みも分かれる」と。そして「温泉の鮮度ってあるらしいんです。源泉が一番高いとすると、流れていくうちに湯に入った感じが違ってくるらしいという話を聞いたことがあります」と。ほおお。おもしろい!ちなみに乗鞍温泉は乗鞍岳の中腹から出ている源泉を、太いパイプで6㎞くらい引っ張ってきてるんだそう。毎分1500ℓくらい出るお湯が70軒ほどの宿に引かれています。同じ温泉エリアでも宿ごとに味わいが違うなら、全部試したくなりますねえ。
 


そして、ひと山越えると、さらに違う温泉の楽しみがあるわけです。乗鞍高原のひと山向こうは白骨温泉。白濁の湯というビジュアルは同じですが、泉質が全く違います。入れてもらった『山水観湯川荘』のお湯はph6.5の中性。浴室はぷわーっと硫黄系の匂いがして気持ちがわくわく!湯につかるや否や「つるん」としてくる心地よさ。そしてあったまる~。
白骨温泉は湯船に温泉成分が付着して重なって、白~ベージュの石のようになるのが特徴というか見どころです。湯川荘では内湯の入り口に「年々成長しております」の文字が輝きます。女将さんの齋藤理恵さんが「ここの湯船は、もともとはサワラの木でできた湯船ですが、お湯の石灰分がまわりに付着してどんどん積もって、湯船が深くなっていくんです。特に男性の内湯のほうが年数が経っているので余計に深いし、日々成長してます」と、おっしゃいます。
 

 


まさに「温泉のお湯は生き物」!です。それを実感しに乗鞍高原に、白骨温泉にお出かけしましょう。

□ 山水館信濃 →  https://sansuikan-sinano.com/
□ のりくら観光協会 →  https://norikura.gr.jp/
□ 山水観湯川荘 →  https://sansuikan-yu.com/
□ 白骨温泉 →  http://www.shirahone.org/
□ アルプス山岳郷 →  https://alps-sangakukyo.jp/
□ 新まつもと物語 →  https://visitmatsumoto.com/
□ 長野県公式観光サイト →  https://www.go-nagano.net/
□ 信州まつもと空港地元利用 →  https://www.matsumoto-trip.com/airport-arrival/

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