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信州産りんご

ラジオ

みなさまにこよなく愛していただいております、信州産りんご。
福岡への出荷量が多い松本ハイランド農協のエリア、松本市今井のリンゴ畑におじゃましました。
信州の玄関口・信州まつもと空港のすぐ近くです。
なにがびっくりって…リンゴ畑と聞いて、私たちが一番に想像する風景と違う!

あまり高さがなく、幹も細め、お隣の木も近い。そしてりんごの木の列と列の間の通路が広い。
まるでワイン用ぶどうの垣根作りみたいです。
「高密植栽培」と言われる栽培方法で、世界ではスタンダードなんだそうです。
これが、長野県では盛んになってる状況です。
教えて下さったのは、畑の主である田中光太郎さん(35歳)。
「りんごのカーテンが、ぶわーーーっと植わってるような感じでしょ」と、笑います。

木の高さは3m60cm目安、4m以内。
そうすることで、高所作業車で上のほうの収穫が可能になります。
通路が広くて平らだから機械を投入できるんだ~!また「この栽培方法だと、人の動きも並列的になり作業性がすごく良くなるし、太陽の光もすごく当たるようになります。
太陽にいっぱい当たるとおいしくなるし、来年の花芽、来年の花にもたっぷり栄養がいくので、非常にサイクルのいい栽培法なんです」と、田中さん。
しかも、早期多収=切り替えて早くからたくさんのりんごが採れる=やり方だそうで、「品種を変えるのも怖くないし、どんどんと新しいサイクルでりんごを作れるようになります」と、田中さん。

巨木になると木の内側の部分は光が当たらなくなったり、作業がきれいにできなくなったりします。
そうすると、そこの品質が落ちてくる恐れがあるんだそうです。
「高密植栽培」だと、手から腕のワンリーチ分=70cm程度で幹まで届く設計なので、かがまなくていいし、作業が行き届く…管理ができるので、マニュアルを組めば誰でも作業ができる状態になってるんだとのこと。
「農家の数が減っているなか、マニュアル的な部分も作って、農家の職人としての技術だけでやるのではなく、技術と作業マニュアルを融合させていかないと、りんご産業・技術職はどんどん衰退しちゃうのかなという部分がある。
新規参入しやすく簡単に作れて収量があがるとお客さんにとってもてに取りやすい商品になっていくのかな」と、考えて高密植栽培に取り組んでいる田中さん。
高齢のりんご農家さんの高密植栽培への転換を若手で手伝ったりして、畑が遊休荒廃地にならないように、また、畑をやらなくなった時に借りやすい環境を作るような動きもなさっているんだそうです。

せっかくなので、おいしい食べ方も教わりました。
まずは「旬を逃さずに食べること!」と、田中さん。
ちなみに、りんご三兄弟だと、秋映が9月末~10月頭。シナノスイートが10月いっぱいくらいまで。
シナノゴールドが10月末くらいから。
そしてりんご界のキング=サンふじが11月半ばからが旬です。
信州のりんごは冷蔵貯蔵せず、採れたら出荷!なので、何も考えず店頭に出ているのを買って食べれば大丈夫!さらにアドバイスとして、「りんごはあったかいよりちょっと冷えてるほうがおいしいんだけど、完全に冷えすぎちゃうと甘みを感じないし、いろいろとんじゃうで、冷やしたのをちょっと常温に戻してあげて食べると、いろんな香りもするし甘みも強めに感じるかな」と、田中さん。
冷蔵庫に入れたりんごを食事の準備する時点で外に出して食後に食べる、感じですって。

「一番は畑で食べること」と、取材中、素手でりんごを割って食べさせてくれた田中さん。
超ワイルド~(笑)。
そして味が!超絶美味!信州りんご最高!農家さんの技術と思いも丸かじりしてくださいませ~。

□ 穂高神社 →
http://www.hotakajinja.com/
□ あづみのバザール若松屋 →
http://uwasano.bazaar-komachi.com/
□ 安曇野市観光協会 →
https://www.azumino-e-tabi.net/
□ 長野県公式観光サイト →
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

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