中島理恵のさわやか信州リポート

土曜 9:18
劇団四季 浅利慶太記念館 ~大町市

劇団四季 浅利慶太記念館 ~大町市

信州=長野県は「美術館・博物館の数日本一!」シリーズ第3弾。
大町市にある「劇団四季 浅利慶太記念館」が、今年は4月24日(土)に冬期休館から目覚めます。
ここでは、66年にわたる劇団四季のあゆみと、劇団創立者で演出家の浅利慶太の功績が展示されています。
資料や舞台模型、写真に台本、舞台装置、小道具、衣装、ポスターなどなどが、往年の名作からずらりとあって、「おおおお」ってなる空間です。
劇団四季 浅利慶太記念館館長の浅野貢一さんにご案内いただきました。

劇団四季には大切な2つの施設があるのだとか。
一つは横浜の四季芸術センター。そこには本社機能と大小35もの稽古場があって、横浜から役者さんたちが全国へ出かけて行って演技をします。
そしてもう一つが、大町市の四季演劇資料センター。
舞台で使う大道具、小道具、音響、照明、衣装、舞台装置などの全てがここに保管管理されています。
14棟の倉庫がずらーっと並んでいて、壮観です。
福岡のキャナルシティ劇場を含め、東京、名古屋、大阪、札幌…日本全国に、すべて、ここから出て行って、公演が終わるとここに戻ってくるのだそう。
浅利慶太曰く「大町は劇団四季のベースキャンプだ」と。

大町のセンターができたのが1994年。
長野冬季オリンピック(1998年)に向けて、高速道路や新幹線の整備が進み始めていました。
それを見こして、物理的な日本の真ん中に資料センターを置いたのです。
物流的に運搬がしやすいことと、大きな施設を作るのに必要な土地がリーズナブルだったことが決め手だったそうです。
浅利さんって、演出家であるだけでなく、鋭いビジネスマンだったんですね。
大町に決めた理由の一つは、北アルプスの美しさ。そしてもう一つは野沢菜の漬物!だったエピソードに笑ってしまいました。
人間・浅利慶太が見えてきます。そういう意味で、展示の中の、浅利慶太の愛用品コーナーは楽しかった!
写真に遺品、直筆原稿、イスにテーブル、えんぴつに消しゴム(私も同じの使ってる~!)、定規にティッシュも(笑)。
インターホンの呼び出しボタンもあって、館長が「あれがブーッって鳴るとヒヤッとしてた」というエピソードも語ってくれました。
条件が整えば、館長にご案内をお願いする事も可能だそうなので、劇団四季ファンは、ぜひぜひ館長とスケジュールを合わせて行くべきです!でも演劇ファンだけでなく、ビジネスマンとしての浅利慶太、プロジェクトリーダーとしての浅利慶太を知る旅先としてもおすすめしたい場所です。
東京一極集中を嫌い全国で公演を行い、子供たちの情操教育のための無料招待を行ったりという活動や、それを実現させた各界名士の方々との交流のエピソードはしびれるものがありました。
浅利さんが、中曽根康弘元首相とレーガン元アメリカ大統領との「ロンヤス会談」の演出をやった話は、元をたどれば、佐藤栄作元首相の標準語の先生をしたことから始まったとか、「ほええええ」な話が館長から聞けるかも。
ちなみに、大町市の観光ポスターなどに「信濃大町」という表現を使うきっかけも浅利さんだったそう。
全国あちこちに「大町」という地名があるから、長野県の大町市だとわかるように「信濃」って付けましょうよと市長に提案したんですって。
正式名称の変更は巨額の予算が必要なので、観光などのできるところは「信濃」を付けるようにしたんだそうですよ。

あとは、ステージを観てから行くか、行ってから観るか、かな。
キャナルシティ劇場で、3月28日までは「ブリッジ~歌のかけはし」、4月29日~5月16日は「ロボット・イン・ザ・ガーデン」、そして7月27日からは「キャッツ」が上演です。

□ 劇団四季 浅利慶太記念館 →
https://www.shiki.jp/group/other/siryoukan.html
□ キャナルシティ劇場公演情報 →
https://www.shiki.jp/theatres/3503/
□ 信濃大町なび →
https://kanko-omachi.gr.jp/
□ 長野県公式観光サイト →
https://www.go-nagano.net/
□ 信州まつもと空港地元利用 →
https://www.matsumoto-trip.com/airport-arrival/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

火曜ドラマ『君の花になる』

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2022.09.17
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