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昆虫食お菓子~松本大学×あづみの食品

信州の昆虫食文化がお土産お菓子になっちゃいました。それが「いなごおかき」と「蜂の子パイ饅頭」!中身は同じですが、パッケージは正統派お土産用と、楳図かずお風驚愕顔イラストの2タイプがあります。

「いなごおかき」は、いなごの佃煮をパウダー状にして、おかきにまぶしたもの。これが、かーなーりー!普通以上においしい。「蜂の子パイ饅頭」は、ふわ・やんわり食感の生地の中に白あん入り。あんの中に蜂の子パウダーが練りこんであるんですが、昆虫感はありません。イメージに沿って投入されているはちみつの風味が広がります(蜂の子はミツバチではありません)。
企画と監修は、松本大学健康栄養学科・准教授の矢内和博先生の研究室。製造販売は安曇野市にある「あづみの食品」です。矢内研究室では、「地元の素材を発見し、製品化を提案する仕組みを作る」という取り組みをしていて、様々な地域活性化モデルを作ってきました。これまでにも『観光』という観点で、何度もあづみの食品とコラボレーションをしてきて、さらに新しい企画を考えるにあたって生まれたのが昆虫食のお土産お菓子。「長野県に昆虫食の文化があることを全国にアピールしながら、少しハードルを下げて親しんでもらえる…くらいの感じで食べてもらう。昆虫食を経験してもらうきっかけになれば」という思いが詰まっています。

矢内先生の提案に「“そんなには”驚かなかったけど、少し『えっ?大丈夫かな』って思った」という、あづみの食品・営業部次長の小林享之さん。郷土食文化の発信というのは会社の成り立ちと差異もないし、「どこの会社でもやれるもんじゃない。チャンスはありがたい」ともおっしゃってました。実際、問い合わせもたくさんあり、評価も高いのだそう。ただ、直接比較できる他の商品がないというONLY ONE商品ではありますが(笑)。

世界的人口爆発による食糧問題が大きくなったら、昆虫食というものも想定しなくてはならないでしょうし、「昆虫は食べられる」という経験値を積む最初の一歩としても…と矢内先生。ちなみに100gあたりのたんぱく質量は、イナゴと蜂の子とマグロが同じくらいなんだそう。さらに昆虫側にはビタミンと葉酸も含まれているそうです。すごいぜ、昆虫。
□ のりくら観光協会 → https://norikura.gr.jp/
□ 新まつもと物語 → https://visitmatsumoto.com/
□ 長野県公式観光サイト → https://www.go-nagano.net/
□ 信州まつもと空港地元利用 → https://www.matsumoto-trip.com/airport-arrival/

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