中島理恵のさわやか信州リポート

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凍みでつながるプロジェクト~茅野市

凍みでつながるプロジェクト~茅野市

信州茅野名物。これ、なーんだ?

正解は「凍み大根(しみだいこん)」。まるで、大根のミイラ!透明になった干しシイタケっぽくもあります。
茅野ならではの食文化が「凍み=しみ」。凍って→太陽の光と乾燥で乾いて→凍って…を繰り返してできる天然のフリーズドライ製品なのです。
笹原地区の武安茂美さんと清水寿美子さん曰く「寒天と凍み大根と凍み豆腐、で『凍みの三兄弟』。
あと凍りもちもある」と。郷土料理作りの指導もなさる清水さんに、凍み大根の制作現場をみせてもらいました。
皮をむいて茹でた大根の真ん中にひもを通して、凍って→ちょっと溶けて…を繰り返して、一か月くらいかかってようやく出来上がるんだそうです。

「年じゅう切り干し大根も作れるのだけれど、凍らせたもの=凍み大根のほうが味がいい。よく味がしみる」と、清水さん。
実際に「指北庵」という古民家カフェ・ギャラリーで食べさせてもらいました。
食感は、おでんの大根と切り干し大根の間みたいで、なおかつ繊維質が強く出てきます。
で、大根からしみだすお汁がじゅわじゅわじゅわ~!っと、通常の煮物の3倍は(中島基準で)あふれてきます。
「何じゃこら~!」な、おいしさ!どうやら、凍る時に細胞が壊れるのがポイントらしいです。

この各家庭で作られてきた凍み大根と、地元のお豆腐屋さんが豆腐作りも凍みも完全手作業している凍み豆腐、さらに凍りもちも一緒に、特産品として、また観光の目玉として盛り上げていこうというのが「凍みでつながるプロジェクト」。
寒天を作って売ってる(有)イリセンの代表取締役・茅野文法さんは、「寒天といっしょで伝統があるし、昔からあるもので生活の知恵も含まれてて、何か現代にも通用するアイテムなんじゃないか。
冬の寒さを使って作る、この地域特有の食材だから、もう一度整理して一緒に提供していこう」と、干場を提供するところからスタート。
藁で結ばれて下がっているの+平置きは凍み豆腐、棒に刺さっているのが凍み大根です。

そして、各製品の販売だけでなく『寒天と凍りもちのスープ』も作りました。

さらに、茅野さんの寒天と、中村さんの豆腐と、清水さんの郷土料理教室を堪能することができるツアーも作られています。
ちの観光まちづくり推進機構でこのプロジェクトのコーディネイトを担当した矢部俊彦さんは「茅野だからこそのものだけど、温暖化の影響を受けたり手間がかかったりするものなので、何でも簡単に手に入る時代に『わざわざこんなの作る必要ある?』っていう目にさらされているものを、もう一度思い出してほしいし、世の中に発信していきたい」と話してくれました。

「ただ通り過ぎるのではなく、その土地の暮らしを身近に感じられる旅」が、ちの旅の目指すところだ…と矢部さんは言います。
「凍み」で茅野と、信州とつながりましょう。

□ イリセン →
https://ja-jp.facebook.com/irisentennenkanten/
□ 茅野観光ナビ →
https://navi.chinotabi.jp/
□ 長野県公式観光サイト →
https://www.go-nagano.net/
□ 信州まつもと空港地元利用 →
https://www.matsumoto-trip.com/airport-arrival/

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