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オシャレも幸せもはんぶんこ

ルワンダのスラム街の女性たちが「オシャレ」を楽しみ、「幸せ」を感じてほしいと、福岡在住の岡本望さん(39)が1枚の布を使ったプロジェクト「DRESS FOR TWO」を始動!月収3000円のルワンダでは「古着」や「おさがり」の洋服を着用する女性がほとんどだ。しかし「オシャレすることをあきらめてほしくない!」「好きな洋服を着てほしい」という思いから、アフリカ生まれの布地「キテンゲ」(1枚=約5・7m)をルワンダと日本の女性で「はんぶんこ」し、2枚の洋服に仕立てることを提案。日本人女性が費用多く負担することで、ルワンダの女性でも購入できるシステムを作った。さらに福岡市の大学生が、「平等な教育」「貧困をなくす」というSDGsの概念から「ルワンダの女性に手に職を!」と、キテンゲの端切れを使った製品作りのテキスト作りを開始。糸と針で誰でも簡単に作れる小物を作ることで、いずれはその小物が女性たちの収入となるようなシステムの構築も現在進めている。アフリカの大地をイメージした色とりどりの鮮やかな布地・キテンゲ。その1枚の布を通してルワンダ女性の貧困をなくそうと活動する女性たちの姿を追った
■問い合わせ Dress for Two
ワンピース  24,000円
スカート   15,000円
マスク     1,100円

■9月11・12日 福岡市赤坂 WAHAHA日本語学校にて
ポップアップショップ開催
 

取材後記

色・柄ともに個性的な「キテンゲ」。初めて見た時にその華やかさの虜になってしまいました。そして、そのキテンゲを使ったプロジェクト「Ⅾress for Two」と出会いルワンダの女性たちの現状を知りました。経済成長を遂げているルワンダ、しかし未だ貧富の格差は大きく、十分な教育を受けていない女性たちは定職に就けず、思うような収入を得ることができていないこと。そしてシングルマザーが多く、困難を抱えている女性が多いこと・・・・様々な状況を知り、同じ女性として胸が熱くなりました。
そんなルワンダの女性たち、実はオシャレすることが大好きなんですが、オシャレを楽しむためのお金がないという現実が・・。しかしその気持ちを叶えるこのプロジェクトは、ルワンダの女性たちのまさに「希望の光」!「Dress for Two」のこれからは、ルワンダの女性たちの手に職になるようなアイテム作りの指導、そしてそれを日本で販売し、ルワンダの女性たちの収入になる仕組みを構築していくそうです。

コロナ禍、海外への渡航ができなくても、見ているだけでアフリカの大地を思わせる「キテンゲ」!これからも、Dress forTwoの活動、そして岡本望さんの熱い思いにも注目していきたいと思います。

(RKB毎日放送 / 谷口あゆみ)

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