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広がれ!竹あかり ~世界に誇れる文化へ~

2メートルほどの竹に400~2000の穴をあけた竹灯籠に明かりを灯す「竹あかり」。
 
その「竹あかり」を専門とする二人組の演出家が熊本にいる。「ちかお」(池田親生さん30歳)と「けんし」(三城[みしろ]賢士さん29歳)、二人のことを皆は「ちかけん」と呼ぶ。
 
2人が目指しているのは「竹あかり」で町を元気にすること。町のイベントや祭りの演出にも積極的に協力し、地元の人々と共に作業を進める。たくさんの竹を切り出し、切りそろえ、デザインや配置を考え、竹に穴をあけて、会場に設置してろうそくを点火。竹あかりの準備には多くの人々の力の結集が必要で、町の人々が竹あかりをやり遂げることは、町を元気にすることにつながっていくという。町の人が「竹あかり」を作りやすくする工夫も熱心に行う。
 
そして、使い終わった竹はゴミにせず、竹炭や堆肥にする。環境循環の中に「竹あかり」を存在させることが大切だと「ちかけん」は考えている。
 
最近は、さまざまな町から竹あかりを教えて欲しいという依頼が増えてきた。
「竹あかり」を世界が注目する日本の生活文化に昇華させたい。これが「ちかけん」の夢だ。

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