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麺の新風! そうめん職人が作る「手延べパスタ」

素麺職人が「パスタ」を作った。
全国第2位の生産量を誇る素麺の町、長崎県南島原市西有家町(にしありえちょう)。ここで江戸時代から操業している「本多製麺」6代目社長の本多祥彦さん(66)が、40年積み上げた職人経験を生かして挑戦した「パスタ」作りだ。

パスタの生地は、原料の小麦の特性のため、とても硬くて切れやすい。そのためパスタは普通、ダイスと呼ばれる型に生地を押し入れたり、切ったりして形を作る。生地を引っ張って延ばすことなど絶対にできないと言われていたのだ。しかし本多さんは、その生地を手延べ素麺と同じ様に少しずつ引き延ばしていき、直径1.5ミリ、長さ300メートルの一本の麺にすることに成功した!丸3日、ほぼ寝ずの番で作られる手延べパスタは、ツルツル・コリコリ。小麦のグルテンが強くきれいに整列することで生まれる独特のコシと気持ちいい歯切れの良さ、芳醇な小麦の香りが口の中いっぱいに広がる逸品に仕上がった。
日本フランス料理界の巨匠上柿元勝シェフはこの手延べパスタに惚れ込み、自らがグランドシェフをつとめたクルーズ客船「飛鳥」のメニューにも採用した。

番組では上柿元シェフの工場見学に同行するとともに、本多さんが「麺との戦い」だと言う3日間の「手延べパスタ」作りに密着した。
本多製麺
住所 長崎県南島原市西有家町須川74
TEL 0957-82-2451

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