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ぼくらの町のウミガメくん ~教えてくれた故郷の宝~

世界有数のウミガメの産卵地、鹿児島県種子島にある町立西野小学校では、この夏ウミガメを通した命の授業が行われた。
5月から8月にかけておよそ1000頭ものウミガメが島の砂浜に産卵にやってきている。しかしこの事実を子どもたちはほとんど知らなかった。
授業のテーマはウミガメの産卵を通して、命の尊さを実感してもらうこと。産卵の現場を子どもたちが見に行く。

講師として招かれたウミガメ写真家の久米満晴さん(44)は、自分が住む町には誇りをもてる自然がたくさんあることを伝えようと、まずは自ら撮影した写真で紙芝居を見せた。本人曰く「かめ芝居」というのだが、子どもたちはユニークな授業によって、徐々にウミガメに興味を持ち始める。

そして夜、みんなで産卵の観察にでかける。ところが人の気配を嫌うウミガメは簡単には姿を現してくれない。久米さんや校長先生、教職員が一丸となって真っ暗な砂浜でウミガメを探し歩く。そこまでして伝えたいウミガメの産卵の瞬間、子どもたちは見て何を感じるのか?
ひと夏の課外授業を伝える。

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