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くまモン ヨーロッパへ翔ぶ!

7月にパリ郊外で開かれた日本文化の祭典「ジャパンエキスポ」に、あのゆるキャラが登場した。2011年に登場した熊本県のゆるキャラ「くまモン」。その魅力は「黒い体」と「赤いほっぺ」、シンプルでインパクトのあるデザインとバンジージャンプまでこなしてしまう型破りな動きと愛らしいしぐさ。さらに、申請すればほぼ認可されるという「ゆるーい版権」によって、キャラクターデザイン商品が市場にあふれた。その経済効果は約300億円と言われている。

商品展開は海外にも波及し、ドイツ・シュタイフ社が売り出した「テディくまモン」は限定1500体ながら、予約開始から5秒で売り切れた。中国では白黒を反転した「偽物」が出回り、上海事務所で働く県職員は対応に追われている。

しかし、ここまでくるには「くまモン」とスタッフの長い道のりがあった。知名度をあげるため 県内各地を奔走、一日あたり3ステージをこなすのは当たり前。蒲島知事の命をうけ、大阪での10万枚名刺配りや吉本新喜劇への出演にはじまり、暑い日も寒い日も365日走り続けたくまモン。そして「くまモン」はいよいよ海外へ!

ヨーロッパ最大の日本文化の祭典「ジャパンエキスポ」で、世界に羽ばたくことができるのか!?

取材後記

くまモンフィーバーともいえる人気ぶりに驚きながら取材をスタートしました。
ヨーロッパに「ゆるキャラ」は存在しないので驚いたり怪しまれたりするかと期待(?)していましたが、意外に小さな1~2歳の子どもにたまに泣かれるくらいで他は日本と同じように、概ね好意的な反応でした。

番組でも紹介していますが、くまモンの人気の秘密は話題づくりや利用料無料などももちろんですが、加えてくまモンの持つ「愛嬌」や「サービス精神」をもう少し映像的に表現できればよかったです。
担当 RKK熊本放送 小林 健太

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