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“蒸熱”たぎらせ作物を守れ!

“蒸熱”たぎらせ作物を守れ!

昭和23年、「葉たばこ乾燥機」の製造を目的として設立した三州産業。
そこで培った「熱管理技術」を応用し、ビニールハウス用暖房機や食品乾燥機など、様々な農業関連機器の開発・製造を行っている。

その中で、世界トップシェアを誇るのが『蒸熱処理装置』。蒸熱処理装置とは、パパイヤやマンゴーなどの南方系フルーツに寄生するミバエ類の卵や幼虫を、蒸気と熱の力で駆除する装置。パキスタンやベトナムなどの生産者が日本や欧州連合(EU)などに輸出する際に使用する。0.1度単位で温度をコントロールできるため、果物の鮮度を落とすことなく駆除できる装置だ。殺虫剤に比べ安全なのが人気の理由でもある。

海外プロジェクトの担当者、古垣洋次さん(42)を中心に15ヵ国に装置を販売。さらなる販路拡大を目指していたが、コロナウイルスの影響で海外との取引がストップしてしまった。そんな中、2020年、鹿児島県で「サツマイモ基腐病(もとくされびょう)」の被害が深刻化。前年と比べ収穫量が15%減ることに。そこで注目されたのが『蒸熱処理装置』。蒸気の温度を調節し、「殺虫」するのではなく「殺菌」することで菌の発生を防ぐことができたと農水省が発表したのだ。

作物を守るために蒸熱(情熱)をたぎらす企業の取組みを追う。

取材先:三州産業株式会社
住 所:鹿児島県鹿児島市南栄4丁目11番地2

 

取材後記

海外産のパパイヤやマンゴ―などに寄生するミバエ類の卵や幼虫を、蒸気と熱のチカラで駆除する『蒸熱処理装置』。最初、仕組みを聞いた時は「熱でフルーツがだめになったりしないのかな?」と思いましたが、そこは世界トップシェアを誇る械。0.1度単位で温度を調節して、果物の鮮度を保ちつつ害虫を駆除するとのことでした。

もともと「葉たばこ耕作組合」が自分たちの使う機械を開発・製造するために設した三州産業。創業から70年経った今も「農家が主役で、自分たちは縁の下の力持ち」とう思いが受け継がれています。
新型コロナウイルスの影響で海外との取引がストップしてしまいましたが、「今こそ分たちを育ててくれた日本の農家に恩返しをしよう!」と、近年猛威をふるっている『ツマイモ基腐病』の対策に乗り出しました。

農家を支えるために、世界で認められた「蒸熱処理装置」の能力を発揮し、作物の虫・殺菌・品質保持に“蒸熱(情熱)”をたぎらせる三州産業のこれからの活躍に注目です!

(MBC南日本放送 /吉村 博徳)

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