中島理恵のさわやか信州リポート

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北アルプスブルワリー ~ 大町市

北アルプスブルワリー ~ 大町市

長野県にあるクラフトビールブルワリーの数は19件。全国5位くらいの件数です(全国では400件ほど)。しかし、水のおいしさ空気のおいしさは全国トップレベルですから、できあがるビールのうまさは推して知るべし!サントリーが『北アルプスの天然水』の製造工場を作るほど水のおいしい大町市にあるのが「北アルプスブルワリー」。取締役の松浦周平さんは、元々コーヒー職人として大町の水のおいしさに心奪われていた人でもあります。

大町市は街の真ん中に大きな道路が通っていて、その西と東で水のタイプが違うんです。東側は女清水(おんなみず)、西側は男清水(おとこみず)と呼ばれています。それらは水道水のもとにもなっていて、そのままでもおいしくて安全だけど法律上塩素を投入する…ほどのレベルです。北アルプスブルワリーのビールは、男清水を使った水道水での仕込み。松浦さん曰く「飲みやすく丸くなるって感じの味になる」んだそう。ビールは仕込みをする土地の水を水質調整して(「水を磨く」というそうです)作るんだそうですが、北アルプスブルワリーでは敢えてそれをしないそう。硬水成分ベースで作るのが世界の基本であるエール系も無調整で作るので、苦みの少ないやわらかい味のエールが生まれるとのこと。「これまで大町市になかったクラフトビール文化を広げる+水を活かすということや、クラフトビールの入り口としてこういう味があってもいいんじゃない?という飲みやすい“オンリーワン”ということで、ここでビールを作っています」と、松浦さん。

店内では、仕込み工房と貯蔵タンクを見ながら出来立てビールがいただけます。基本は8種類。コンクリート壁にビアサーバーがついていて、ワクワク!


通年提供される基本のビールにはみんな「氷河」という言葉がついています。氷河ラガー、氷河ペールエール、氷河IPA…といった具合。「鹿島槍ヶ岳のカクネ里が氷河だと認定されたものの、全国的に広がってなくて。大町には氷河があるんだよって知ってもらえるといいなと思って」命名なさったんだそうです。
味も、激ウマです。中島の一番お気に入りは「氷河ラガー」。口当たりがやわらかくて、ゴクゴク飲めすぎます(笑)。そして「黒スタウト」!うまい!香ばしさとマイルドのミックス加減がいい。通常、黒ビールにさほど執着はない私も、これなら1杯目から飲めるイメージです。そして驚きが「コーヒーパンチ」。インターナショナルビアカップで金賞を受賞したこのビール、コーヒーの香りが高くて味はしっかりめ。「チョコなどのデザートとにも合うビールです。締めに飲めるビールという感じで。はしご酒のの最後にコーヒーパンチを飲みに来られる方もいます」と、松浦さん。もともとのコーヒー職人としてのこだわりを発揮しまくった、減価無視のコーヒー豆チョイスがこの味を生み出しているんですよ~。秋になると、地元産のりんご(サンふじ)で「氷河アップルエール」も仕込まれます。


カナダから取り寄せた木材とコンクリートを組み合わせたお店は、天井も高くて気持ちいい空間です。北アルプス登山の帰り、自然の中でのアクティビティや温泉ざんまいの後、北アルプス国際芸術祭の仕上げに、ぜひ北アルプスブルワリーでゴクリとやっちゃってください。なお、お取り寄せも可能です。

□ 北アルプスブルワリー → 
https://n-alps.beer/
□ 信濃大町なび → 
https://kanko-omachi.gr.jp/
□ 長野県公式観光サイト → 
https://www.go-nagano.net/
□ 信州まつもと空港地元利用 → 
https://www.matsumoto-trip.com/airport-arrival/

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