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『★列車に乗って × 世界一の九州が始まる!』 世界に誇れる九州の遺産

ビジネス
日曜午前、九州の魅力を伝える2つの番組が歴史的コラボ!
午前10時からの「★列車に乗って」、そのあと10時15分からの「世界一の九州が始まる!」の2つの番組が一体となってお送りする30分のスペシャル番組!」

旅人は、俳優の金子昇さんと宮﨑香蓮さん。
長崎県出身の2人が、ユネスコ世界遺産への登録を目指す長崎の名所をめぐり、“世界に誇れる九州の魅力”を探る。
北九州市に今も残る旧官営製鉄所の高炉。「明治日本の産業革命遺産」を代表する施設から旅は始まる。JRで長崎へ向かった2人は、「出島」や「グラバー邸」を訪問。

「へー!」と驚かされるエピソードを交え九州・沖縄の魅力を紹介する「世界一の九州が始まる!」らしく、維新の志士を支えたグラバーの知られざる活動や、軍艦島の世界遺産登録を目指し活動する旧島民のヒューマンストーリー、産業革命遺産の一つ・長崎造船所の歴史を、分かりやすくお伝えする。
いつもの「★列車に乗って」同様、最新グルメ・観光情報も満載! 光り輝く夜景、ステンドグラスの教会群…。
長崎の魅力とウンチクいっぱいの30分番組だ。

取材後記


今回、光栄にも2番組の記念すべきコラボ編を担当させていただきました。ふたつの魅力あふれる番組の個性をいかしブレンドして構成するのに苦心しましたが、関係者の方々のご協力をいただき完成させることができました。

それで「実は・・・」なのですが、今回軍艦島のパートが「世界一の九州が始まる!」テイストで、NPO軍艦島を世界遺産にする会の坂本理事長にスポットを当てた構成になっています。坂本さんの島への思いがあまりにも興味深いので、放送上は旅人である金子さん、香蓮さんのお二人の登場も非常に少なくなっていますが、実は撮影当日の長崎は明け方から雨。しかも長崎市内の高台にあるホテルでは、強風が吹き荒れており朝5時に外に出た瞬間、「上陸は無理だ」と観念しました。

そこから先は、出航する野母崎・野々串港に到着するまでの1時間あまり、描いていたシナリオの変更、さらには全体の構成の組みなおしまで睡眠不足の頭をフル稼働させていました。

そして到着。野母崎の海を熟知する馬場船長は一言「行けるかもしれん。とにかく急げ!」

肝心のパート主人公である坂本理事長の出会いシーンの撮影もソコソコに出航しました。港を出てすぐうねりも強くなり、たった10分の距離でも危険を感じる海況です。そして上陸口である桟橋に近づくと、真剣な船長の号令で一人づつ上陸。「今だ、行け!」このタイミングで渡れるのはせいぜい3人。坂本さん、金子さん、香蓮さんと上陸に成功(香蓮さんはシケも含めて遠足気分で楽しんでいました)、マネージャーさんなど数回に分けて上陸しましたが、問題はカメラをはじめ三脚など重量機材を抱えた撮影スタッフ。なにしろ安全第一です。あせらず慌てず接岸のタイミングを見計らって「今だ!!!」
実は上陸するだけでもかなりの達成感があった撮影だったのです。

でも、上陸した後は見事に島周辺のみ雲が切れ、時折日差しも出る状況で、ご覧いただけた軍艦島の迫力ある取材が実現できたのです。

やっぱり、「持ってる」お二人なんですね。
ディレクター RKB毎日放送 三宅 淳二

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