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家族で撮ろうよ

レトロなスクールバス、それは乗った人が笑顔になるフォトスタジオです。福岡市の岩本紗也香さん(38)と田代梨奈さん(35)は、自宅でしか残せない赤ちゃんの姿やおじいちゃんおばあちゃんまで、そこにしかない瞬間を写真に残したくて自分達から会いに行く写真家になると決めました。それぞれが大切にしている場所すべてが撮影地です。

独立しコンビを組んで2年。多くの家族と触れ合ううちに、家族写真の大切さをあらためて知ったと言います。岩本さんの弟は、26歳の若さで急逝しています。家族写真への特別な思いは、そんな経験があるからかもしれません。

コロナ禍で、高齢の祖父母に会えなかったり、帰省が出来ないなど家族に会えない期間が長引く中、家族と過ごすことの大切さを感じた人も多いと思います。半年ぶりに面会した高齢の夫婦、病室で行われた結婚式…。それぞれの家族にある物語、岩本さんたちはそんな一瞬を残し、家族がつながるきっかけになればと言います。
「家族写真、撮りませんか。」ふたりの前できょうも大切な1枚が生まれます。

(製作:RKB毎日放送 / 筒井 浩)

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