箱型でちょっと太めのボディ。その見た目からは想像のつかない軽快さで歩き回り、体操もする。鹿児島県薩摩川内市の樋脇精工で開発された小型二足歩行ロボット「S3α」だ。
樋脇精工は社員約30名。主に、スマートフォンなどの通信機器や自動車に使用される超精密部品を生産するための金型を手がけている。社長の松下順紀さん(67)と機械設計やプログラミングを専門とする2名の社員が中心となり、試行錯誤の末に体高20センチ、重さ800グラムのロボットが去年完成。地元企業が集まるイベントでお披露目された。現在のロボットは3代目。第4世代では一般流通を目指すつもりだ。松下社長のもう一つの夢は、ロボを媒介とした教育的活動を地元に定着させること。開発チームの社員らとともに、地元の小中学校に出向き授業をおこなっている。
ロボットの製作・操縦技術の指導を通して子ども達にものづくりの楽しさを教え伝えたいと語る松下社長。新たなチャレンジとして、現行のロボットに新機能を加えようと動き出していた。大いなる夢を原動力に、小さなロボット作りに励む町工場の挑戦を追う。
樋脇精工は社員約30名。主に、スマートフォンなどの通信機器や自動車に使用される超精密部品を生産するための金型を手がけている。社長の松下順紀さん(67)と機械設計やプログラミングを専門とする2名の社員が中心となり、試行錯誤の末に体高20センチ、重さ800グラムのロボットが去年完成。地元企業が集まるイベントでお披露目された。現在のロボットは3代目。第4世代では一般流通を目指すつもりだ。松下社長のもう一つの夢は、ロボを媒介とした教育的活動を地元に定着させること。開発チームの社員らとともに、地元の小中学校に出向き授業をおこなっている。
ロボットの製作・操縦技術の指導を通して子ども達にものづくりの楽しさを教え伝えたいと語る松下社長。新たなチャレンジとして、現行のロボットに新機能を加えようと動き出していた。大いなる夢を原動力に、小さなロボット作りに励む町工場の挑戦を追う。
■取材先
会社名:㈱樋脇精工
担当者:松下 順紀 社長
住所:〒895-1203
鹿児島県薩摩川内市樋脇町市比野5456
電話:0996-38-1111
HP:https://www.hiwakiseiko.co.jp/
会社名:㈱樋脇精工
担当者:松下 順紀 社長
住所:〒895-1203
鹿児島県薩摩川内市樋脇町市比野5456
電話:0996-38-1111
HP:https://www.hiwakiseiko.co.jp/
取材後記
軽やかで愛くるしい動きが、見る者を笑顔にする。
樋脇精工が開発するロボット「S3α」には不思議な魅力がたくさん詰まっています。
金型の老舗としてのプライドを持ちながら、飽くなき探究心で新事業に挑む松下社長。
そのエネルギーの源は、地元・薩摩川内市のことを誰よりも愛する心と、
子ども達にロボットを通じてものづくりへの興味関心を持ってもらい、
ゆくゆくは地方の産業を担うエンジニアに育ってほしいと願う強い気持ちでした。
「どうせやるなら自社の技術を生かして世界一を!」と意気込み始まった
世界最小ロボットへの道。松下社長や社員みんなの想いを乗せて
「S3α」はさらに飛躍していくことでしょう。
樋脇精工が開発するロボット「S3α」には不思議な魅力がたくさん詰まっています。
金型の老舗としてのプライドを持ちながら、飽くなき探究心で新事業に挑む松下社長。
そのエネルギーの源は、地元・薩摩川内市のことを誰よりも愛する心と、
子ども達にロボットを通じてものづくりへの興味関心を持ってもらい、
ゆくゆくは地方の産業を担うエンジニアに育ってほしいと願う強い気持ちでした。
「どうせやるなら自社の技術を生かして世界一を!」と意気込み始まった
世界最小ロボットへの道。松下社長や社員みんなの想いを乗せて
「S3α」はさらに飛躍していくことでしょう。
担当:MBC南日本放送 藏屋 麟之介
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