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紙ってる?文具女子御用達!

熊本に「のれん」をあげて、来年130年目を迎える老舗「レイメイ藤井」現在、福岡市に本社を置き、紙と文具と事務機器の複合企業として令和時代も生き抜く。創業者の藤井常次郎から七代目に当たる今の藤井章生社長(52)は少子化で学用品の需要が減る中、パーソナルやオフィス向けの文具の新開発にも力を入れている。しゃべる地球儀の最新型は国歌をフルオーケストラで演奏する。東京オリンピックを前に期待の商品だ。

システム手帳は10年以上前に価格破壊で勝負を賭けた。現在は文具女子をターゲットにパステルカラーのシステム手帳を世に問う。インスタ映えするようにページを絵や写真などで飾りSNSにあげて多くの人に見てもらうという女性心理を突いた製品だ。一方で、創業の地、熊本を襲った熊本地震復興のため女性グループ「スーパーウーマンプロジェクト」と協力して、様々な種類、色の紙の花の製品「スーパーフラワー」を開発した。

その製作が熊本に雇用を創出している。ペーパーレスの時代と言われるが、どっこい手で書くことというアナログ的要素こそが知的生産活動の元となるという信念でデジタル時代を乗り越えていく九州最大手の紙販売企業の姿を追う。
■取材先
会社名:レイメイ藤井
担当者:7代目・藤井章生社長
住所:株式会社レイメイ藤井 福岡市博多区古門戸町5-15
電話:092-262-2251
HP:http://www.raymay.co.jp/ その他:番組で紹介したスーパーフラワー(紙の花)1900円~6900円

取材後記

「紙」を商いして130年も続き、現在社長は七代目という老舗「レイメイ藤井」が、時代に対応してさまざまな新分野に取り組んでいるという姿に興味を持ったのが取材のきっかけでした。

「しゃべる地球儀」や「文具女子向けシステム手帳」など最新文具の世界がおもしろく、身近な情報として視聴者の皆さんにお伝えしようと心掛けました。 その中で創業の地、熊本で、2016年に起きた熊本地震の復興への支援は企業として大切な行動をされているなと感じました。

熊本でがんばろうとする女性起業家グループへの支援が「紙の花」スーパーフラワーを生み、雇用創出にも役だったという話は災害の多い日本で一つのモデルになると思いました。「世界で一つだけの花」が今後もたくさん咲くことを願いました。
担当:RKB毎日放送 山田尚

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