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一粒1000円!極上生ライチ

宮崎県児湯郡新富町で今、とても珍しい果物の栽培が行われている。
その果物とは「生ライチ」。生産しているのは森哲也さん。元々は花の栽培農家だったが、生ライチの美味しさに感動し転作した。白く透き通ったぷりぷりの果肉と溢れるほどの果汁は生ライチならではの贅沢な食感。完熟マンゴーの栽培技術を生かし栽培しているが、まだまだ未知の果実。試行錯誤を繰り返しながら極上のライチづくりに取り組んでいる。

その中でも自慢のライチは、日当たりのよい木から収穫できる果実の中でも1割しかないゴルフボール大以上(50g以上)の超大玉。そのお値段はなんと一粒1000円という高級品だ。それでも東京銀座の高級カフェなどのケーキに使われるなど、県外からの注目度も高い。また、ライチの生産時期が終わっても新富町のライチを知ってもらうため地域おこし団体「こゆ財団」ではライチのお茶やボディクリームなどの商品を作りライチのPRにひと役かっている。

国内流通量のうちわずか1%しかない貴重な国産生ライチ。マンゴーに次ぐ宮崎の新たな特産物にしようと奮闘する森さんたち日々を追う。
■取材先
会社名:森緑園(しんりょくえん)
担当者:森哲也
住所:宮崎県児湯郡新富町大字日置3310-2
電話:0983-33-4755
HP:http://shinryoku-en.com その他:森緑園での生ライチは7月上旬まで収穫予定
8月の収穫に関しては初めてのことなので収穫できるか不明

取材後記

生ライチを口に入れた瞬間にほとばしる水分、香り。 初めて食べた時、一瞬にしてその美味しさのとりこになりました。 これまで冷凍のライチしか知らなかったので、あの鮮やかな赤い色の果実はどんな風になっているんだろうと思い、初めて森さんの元を訪れたのが今年2月。 ハウスには無数のライチの花が咲き誇っていました。

それから4か月後、真っ赤な果実がなっていたのを見た時の感動は忘れられません。 まさに亜熱帯!南国宮崎にぴったりの果物だと思いました。 しかし、森さんから聞いたのは「ライチは暑さに弱い」という意外な答え。 とてもデリケートな植物に森さんは11年間向き合っていました。 それでもまだ毎年収穫までプレッシャーを感じ続けているという森さん。 まさにライチ職人だと思いました。

東京・銀座のカフェコムサでいただいた1ホール17000円の超高級生ライチケーキ。 これは一度食べておかなくては!といただいたのですが、あまりの高級感に緊張しすぎて一口目に舌を噛んでしましました。 しかし、その美味しさは格別で上品な甘さのクリームが生ライチを引き立てているケーキでした。 宮崎県産生ライチ 第二のマンゴーになる日は近い! と思います。
担当:MRT宮﨑放送 木山奈緒

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