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愛情表現の“適量”とは?女性タレントのリレートーク(3)

恋愛における「尽くす」について、RKBラジオのトーク番組『Toi toi toi』レギュラーの女性パーソナリティ4人(内村麻美・植村友紀・山口玲香・別府あゆみ)が今週、リレートークを展開。未婚か既婚かによっても意見が分かれそうなこのテーマに、テレビやラジオ、舞台などで活躍している彼女たちはどこまで本音を語るだろうか。

「尽くすタイプは“面倒くさい”って思う」水曜担当・山口玲香(40代・既婚)

山口玲香(以下、玲香):愛することと尽くすことはイコールではないと思うんですよ。愛するって、その人のことを愛しているから「こうして欲しいんだろうな」とか「こうしてあげたら喜ぶだろうな」とかっていうところを想像して、無条件にやってあげる。いや、もう「やってあげる」って言葉自体違うんですけど、いろんなことを自然と、何の見返りも求めない。ただ、見返りは求めないんだけれども、愛に対する対価みたいなものは、知らないうちに受け取ってるはずなんですよ。例えばそれがパートナーであったり、子供であったり、ペットであったり、愛する対象はいろいろとあると思うんですけど、子供とかペットとかだったら(その対価は)「かわいい」とか「笑顔を見るだけで仕事の疲れが取れる」とか。でもそれって別に何かお互い求め合ってるものじゃなくって、お互い自然にあげたり、受け取ったりっていうことができてるものが愛だと思うんです。

玲香:でも、尽くすとなると、相手のことは関係ない。相手はそれ全然求めてないから、愛情とかやってくれてることとかどんどん来ることによって「ちょっとコイツ面倒くさいな」とか「重いな」とか(思われる)。

宮脇憲一アナウンサー(以下、宮脇):相手が喜んでるかどうかっていうところを、考えずに押し付けるのが「尽くす」っていうこと?

玲香:曖昧な境目で、説明するのがすごく難しいけど、私がその違いを説明しなさいって言われると、そこがボーダーかなっていう。

宮脇:「私、尽くすタイプなんです」っていう人のことを玲香さんはどう見てるんですか?

玲香:「面倒くさい女だ」って思う(笑)だって相手がそれを求めてるかどうかなんてわからなくて、もしかしたらただの押し付けかもしれないわけでしょ?「私好きだから、あなたにこれしてあげる」から「してあげたのに」が続くのが、尽くすってことかな。

「尽くす」も、パワーバランスが合っていればいい

宮脇:逆に尽くされるのが好きなタイプはどうなんですか?自分からは何もしないけれど、一方的にこうされることで、なんか楽しいなっていう人はいるのかしら。

玲香:そういうパワーバランスというか、需要と供給が合致すればいいと思うんですよ。どんどんしてあげたいっていう人と、してもらいたいっていう人と、そこが合致すればいいけど、私は無理。何かしてもらうばっかりだったら、申し訳ないなと思っちゃうし、その愛情に対して自分も同じだけの愛情を返せればいいけど、そうじゃなかったら相手に悪いなとか、これ以上一緒にはいられないってそう思っちゃうかもしれない。

宮脇:これ逆に男性の方が尽くすタイプもいるじゃないですか。彼女を喜ばせるために、毎回会うたびにサプライズとか。でも絶対どこかで疲れちゃいますよね。「なんで喜んでないの?」って、思ってたリアクションが返ってこないと、あれ?ってなるでしょうね。

玲香:それも、需要と供給のバランスで、尽くされてもいいと思える人だったらその関係性がずっと継続できるかもしれないけど、そうじゃなかったらやっぱり重たいなって思うようになる。「そこまでしなくていいよ」って、ちゃんと会話して、お互いのパワーバランスを取れる関係性だったらいいですけどね。

時期や相手によっては尽くされても嬉しいと思う

宮脇:玲香さんも私もパートナーがいる生活をしてますけれど、それこそ学生の頃って、どれぐらいのことをしたらいいのかわからなくて、何か訳わかんない時期がありましたよね。尽くすとはまた違いますけど束縛してみたり、やきもちを妬いたり、それが相手によっても違うし、自分の年齢によっても違ってるから、なかなか一概には言えませんけどね。私、高校の頃におつき合いしていた人から「1日に異性と喋るのは3回まで」って言われたことがあって、それが嬉しかったんですよ。「こんなにも好かれていて嬉しい」って。でも今思うと不思議。

玲香:「これが正解」っていうものはないのかもしれない。要は自分と合うか合わないかですね。  

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