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南大東島からも!祭り大集合

九州に世界中から観光に来て欲しい。3年前の熊本地震からの熊本城の復興も知ってほしい。その起爆剤として開催されたのが「祭りアイランド九州」。9月28日(土)と29日(日)の2日間。37の九州・沖縄・山口の祭りが熊本市に集合した。

ユネスコの無形文化遺産に登録されている福岡市の博多祇園山笠、北九州市の戸畑祇園大山笠、八代市の八代妙見祭、日田市の日田祇園、唐津市の唐津くんち、と5つも参加した。さらに沖縄・那覇から360Km離れた絶海の島、南大東島からも豊年祭が観客を大いに沸かせた。断崖絶壁で船も近寄りがたく、永らく無人島だった南大東島。

今もフェリーからはクレーンに吊られたゴンドラで人もペットも荷物も運ばれて上陸する。1900年に八丈島からの23人の開拓民が上陸し、今ではサトウキビの名産地となった。世界一美しいと言われる鍾乳洞もあり豊かな自然や、沖縄と八丈島のミックスした文化が守られた活気ある島として知られる。大東太鼓は両面打ちの勇壮な技で人々を魅了する。それぞれの祭りの魅力を知ってもらうことが九州・山口・沖縄全体の観光振興につながるというイベントの様子を追った。
■取材先
会社名:南大東村観光協会
担当者:桃原祥子 事務局長
住 所:〒901-3803
沖縄県島尻郡南大東村字旧東258番地
電 話:098-022-2053

取材後記

沖縄本島から360km、フェリーで15時間(飛行機で1時間)もかかる絶海の孤島・南大東島は驚きと魅力でいっぱいでした。天気予報では良く聞く名前で、台風が生まれるあたりというイメージしかありませんでした。しかし開拓に成功するまで1900年まで無人島!だったことやサトウキビ畑が広がる「シュガーアイランド」としての歴史。天然記念物「ダイトウオオコモリ」との奇跡の遭遇など印象に残る取材となりました。何より島の人たちの暖かみのある人柄を短い滞在でも強く感じられました。

今回「祭りアイランド九州」という熊本市に九州・沖縄・山口の37の祭りが集合した9月末のイベントに南大東島の豊年祭もありました。迫力ある大東太鼓の響が島の豊かな自然と歴史を思い出させてくれました。
担当:RKB毎日放送 山田 尚

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