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命を守る!ティンバーパネル

大分県西部に位置する日田市は良質な杉の産地として知られ、町には所狭しと、製材所や木工場が立ち並ぶ。番組の主役となるのは、創業38年を誇る木材のエキスパート「日田小径木企業組合」。

大工職人が集う、この企業が手掛けた商品が注目を集めている。木製のパネルキット、その名も「ティンバーパネル」だ。ティンバーパネルは河川の氾濫から堤防の崩壊を防ぐ為に設置される 根固めブロックの役割を果たす。軽量でコンパクト、どこでも誰でも簡単に組み立てられるので技術の継承もたやすく、低コストなのも特徴。

2018年に県のビジネスグランプリを受賞し、新技術として国土交通省NETISにも登録され、現在は九州11か所の河川に設置されている。開発のきっかけとなったのは2017年の九州北部豪雨。水害の、恐ろしさを目の当たりにした日田小径木企業組合社長の諌山洋之さんは、少しでも世の中の為になる商品の開発を志し、ティンバーパネルを開発した。 大分の木材と技術を世界に発信!水害から命を守る、ティンバーパネルの秘密に迫る。

取材後記

今回の番組の舞台は大分県西部の日田市。 2017年の九州北部豪雨で甚大な被害に見舞われ、今でもその復旧作業は続いています。

そんな中、土木業界で密かな注目を集めているのが、創業38年を誇る「日田小径木企業組合」が手掛けた「ティンバーパネル」という河川の氾濫から堤防の崩壊を防ぐ「根固めブロック」です。開発者である社長の諌山洋之さんは、「水害から命を守る、未来を創造する自信作です!」と力強く語ってくださいました。

土木とは全く縁のゆかりもない木材製造会社が新発想で作り上げた、渾身の一品。番組を通じてたくさんの人にその素晴らしさを知っていただければと思います。
担当:OBS大分放送 都甲尚伸

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