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驚異の遠隔監視カメラ

宮崎市に小さいながらすごい技術を持つ会社がある。監視カメラの開発と販売を手掛けるアシストユウ。ここで開発した移動式ネットワーク監視カメラが今、土木や建設の現場で活躍している。その名も「モニタリングミックス」。

一番の特徴は配線工事がいらないこと。従来の監視カメラは有線工事が必要だがこのカメラは工事不要。電源にさえ接続できれば簡単に起動できてPCや携帯で世界中どこからでもで映像を見ることができる。重さも4キロと軽いため持ち運びや設置が楽で360度回転やズームなども端末から自由自在。録画や夜間撮影も可能だ。本社から遠く離れた道路や港湾の工事現場で安全確認ができるため、人手不足に悩む建設会社などからの注文が後を絶たないという。

開発した小幡小百合社長(64)は大手家電メーカーで商品開発を手掛けていた経歴の持ち主。「今後は防犯や防災、観光、農業などいろいろな分野で役に立つと思います」。去年からは人工知能(AI)を活用した画像解析技術も導入。カメラに設定した立ち入り禁止区域に侵入者が入るとAIが瞬時に検知し警報を発し、使用者に通知するシステムも開発した。進化を続ける宮崎発の監視カメラに注目する。
■取材先
会社名:株式会社アシストユウ
担当者:小幡小百合社長(おばたさゆり)
住所:宮崎県宮崎市新別府町前浜1401-30
電話:0985-83-4217
HP:http://www.assistyou-m.com/ その他:カメラは販売、レンタル、リースに対応

取材後記

電源につなぐだけで起動し、3分後にはPCやスマホで世界中どこにいても映像を見ることができる。カメラの動きも端末から自由自在。 今までありそうでなかった監視カメラ、それがモニタリングミックスです。 いろいろ触らせてもらいましたが、操作性にびっくり。
左右や上下の動きもサクサクでズームも約400倍。 遠くの車をUPにするとナンバーまでくっきり。 録画もできるので気になったところを見返すこともできる。 いろんな機能が楽しくていつまでも触ってしまうカメラです。
 
これまでの監視カメラは、固定型で一ヵ所をずっと撮影しているというイメージでしたが、大きく変わりました。 こんなカメラが宮崎で作られているとは!AIを使った人検知も驚きました。 AIを使ったシステムは顔認証や人の感情を分析して検知するなど、今後もどんどん増やしていく予定だそうです。 今、全国の工事現場を中心に使われていますが防災、防犯、観光、農業などまだまだ活躍の場は広がると思いました。 特にPCやスマホでの遠隔操作は、コロナウイルス対策にピッタリ。 濃厚接触せずに仕事を進めることができるので需要が高まりそうです。 宮崎発の監視カメラに今後も注目していきます。

担当:MRT宮崎放送 日髙良敬

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