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生きる~動物ねんど~

大分県大分市で活動する粘土細工のアーティスト渡辺璃空(りく)さん(19)。動物好きな父の影響で、気づけば自身も動物が大好きになった。

動物を粘土で作ろうと思ったきっかけは、動物の中でも特に好きなサルのフィギュアが販売されていなかったから。売っていないのなら作るしかない…。璃空さんのフィギュア作りは紙粘土からスタートしたが、なかなかイメージ通りに表現することができなかった。様々な材料で挑戦を続けた結果、オーブン樹脂粘土にたどり着いた。作品のクオリティも上がり、自身の作品が地元動物園の園内マップに採用された。「一番うれしい出来事だった」と璃空さんは語る。

璃空さんは小学校卒業間近に不登校になった経験がある。診断名は発達障害。つらい日々を支えてくれたのは、大好きな動物と、動物を通して知り合えた人たちだった。そして今春、サル好きな璃空さんにとっての夢の場所「日本モンキーセンター」(愛知県犬山市)で開催されるイベント出店が決まった。人とのコミュニケーションが苦手だった璃空さんが動物を通して成長し、奮闘する姿を伝える。

(制作:OBS大分放送 /内川 洋平)

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