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僕とサボテン

鹿児島県さつま町の中囿秀一さん(27)は、自宅で約15,000株ものサボテンや多肉植物を育てている。
中学生のころ、家族で訪れた植物園で見たサボテンに興味を持ったことがきっかけだった。
「過酷な環境でも育つ、サボテンの力強さや生命力に憧れた」と中囿さん。九州各地の植物園を訪ね、サボテンを見るたびに、その姿に感動し、涙したという。
その後、一鉢のサボテンを購入し、栽培に没頭。以来、自宅で父親や祖父が大根や白菜を植えていた畑を次々に「サボテン用」に作り変え、種類を増やし、無料の見学スペースを自作。育てる品種は1000を超えた。
最近では鹿児島で30年以上続く同好会にも入り、県外の同好会ともつながりを作るなど、栽培の知識と人脈を広げている。高齢者が多数を占める同好会にとって、期待の新人だ。
また、中囿さんが惜しみなく愛を注ぎ、育てたサボテンを一目見ようと、遠方からやってくる人も多い。愛好家からは「譲ってほしい」「販売してほしい」と言われることもあるが、絶対に「譲らない」「売らない」と決めている。その理由とは?サボテンや多肉植物に魅了された中囿さんの日常に密着した。
 

作:MBC南日本放送/七枝 大典)

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