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新時代の幕開け! 福岡屋台全て見せちゃうぞ!

福岡名物の屋台の最新事情を、現場から生放送でリアルにリポート! 馬場裕之(ロバート)と田畑竜介(RKBアナウンサー)、高田課長と武田伊央(RKBアナウンサー)、さらに荒川(エルフ)が2組に加わり、福岡天神と長浜の屋台の雰囲気を体験してきました。

新規参入店が加わり100軒以上に! 福岡最新屋台事情

福岡のまちを代表する食文化のひとつで、観光客にも大人気の屋台。2023年6月には13軒が新規参入! 7月末には合計106軒となる予定です。

今回は復活したばかりの長浜屋台街を直撃! 天神エリアでは女性に大人気の屋台中心に、話題のお店を紹介します。

福岡名物・屋台グルメ【長浜エリア】

長浜屋台街の“最後の1軒”として知られる老舗「さよ子」

とんこつスープに極細麺が特徴の「長浜ラーメン」。長浜屋台街には、2000年ごろまでは15軒の屋台が軒を連ねていましたが、アクセスのしにくさや店舗の移転、店主の高齢化などで休業や廃業が相次ぎました。

残った屋台は、44年前の6月にオープンした「さよ子」1軒だけ。82歳になる店主の松元幸代子さんは、長浜に新しい屋台が加わり「みんなで仲良くやっていきたい」と笑顔で語ってくれました。

想いを込めた長浜ラーメンが看板「長浜屋台 どげん家」

長浜屋台街発祥の名物と言えば、長浜ラーメン。その伝統の味にチャレンジしたのが、今回の公募で一番に名乗りを上げた「長浜屋台 どげん家」です。


屋台のオープンを長年夢見てきたという、店主の竹本一幸さん。とんこつ100%の看板メニュー「ラーメン」(700円)には、特に熱い思いが込められています。
 


スープには、豚のゲンコツやチャーシューなどを投入。豚のうまみを逃がさないよう、調理場には大型の圧力鍋を導入しました。
 


1番目のスープは香りと甘み、2番目のスープはコクを抽出。この2つのスープを合わせて納得の味に仕上げていきます。味のベースとなるのは、チャーシューの煮汁を使ったタレ。他の素材を加えながら味を調整し、とっておきの一杯が完成します。

遊び心あるエンタメ屋台「長浜のひろし」

「どげん屋」の隣にある「長浜のひろし」は、店主の井上宏志さんが営むエンタメ屋台。「ミートボールピンボール」(380円)を注文すると、ピンボールの行方次第で最大10個のミートボールが味わえます。

野球がテーマのコンセプト屋台「長浜市民球場」

新規参入店のひとつ「長浜市民球場」は、大阪出身の松清貴広さんが営んでいます。松清さんはもともと長浜の屋台の常連で、ホークス好きが高じて福岡に移住。「『さよ子』の隣で店を構えたかった」と自らの屋台をオープンしました。

野球にちなんだ店づくりが特徴で、乾杯の掛け声は「プレイボール!」、お会計は「ゲームセット」。

おすすめメニューは「本日のスタメン」でチェック! 「長浜二刀流」(750円)は、焼そばととんぺい焼きを合わせた“二刀流”です。

福岡名物の明太子料理がそろう「明太中毒」

「明太中毒」は、学生時代から屋台で働いていた米満達治さんが営む長浜の屋台。店名の通り、明太づくしのメニューを用意しています。

なかでもイチオシは、レタスと明太子入りのとろろの上に焼き明太がのる「明太とろろ鍋」(1人前1,200円)。麺を入れて締めメニューとしても味わえます。

福岡名物・屋台グルメ【天神エリア】

ラーメンだけじゃない?! 天神エリアの進化する屋台麺

絶対に外せない屋台グルメと言えばラーメン。豚骨だけではなく、さまざまな麺料理が登場しています。

親子2代がつなぐ伝統と革新の味「たかちゃん」のラーメン

創業40年を迎えた親不孝通り入口の「たかちゃん」では、代替わりしたばかりの2代目・高月淳史さんと父・昇さん、母・昌子さんが切り盛りしています。

創業からメニューにある「ラーメン」(600円)は、歴史ある看板メニュー。豚の頭やゲンコツ、背脂などを8時間炊き、タレはチャーシューダレと醤油の2種類を使い、切れを出します。

注文が入ってから焼き上げたチャーシューをのせ、醤油とゴマの効いた一杯ができあがります。

行列の絶えない人気店「小金ちゃん」の「焼きラーメン」


その「たかちゃん」の隣にあるのが「小金ちゃん」。看板の「焼きラーメン」(820円)は全国的にも有名で、つねに行列の絶えない人気ぶりです。

創業以来改良を重ね、50年以上愛されている「焼きラーメン」。とんこつスープと特製の果物入りソースを麺に絡め、鉄板の上で豪快に混ぜ合わせて「どて煮」をトッピングしたら完成です。

スタイリッシュな「テラスとミコー」の「スパイシー汁なしまぜ麺」

グッドデザイン賞を受賞したおしゃれな外観の「テラスとミコー」。オーナーの久保田鎌介さんは、ロンドンの星付きレストランで腕を磨いた経験もあり、洗練されたメニューが味わえる屋台です。

そんな久保田さんおすすめのメニューは、「スパイシー汁なしまぜ麺」(900円)。豆板醤などのスパイスが使われ、刺激的な香りと味わいが広がります。

「鉄串三種セット」(1,200円)は、ズッキーニとトマト、鯛を合わせた洋風串。進化した屋台の味を体験できます。

こんな専門店も! 天神エリアのユニークな屋台

屋台といえばラーメンや焼き鳥、おでんなどが思い浮かびますが、なかには珍しいメニューも。天神エリアにある注目の3軒を紹介します。

せいろ蒸し料理専門「HEROs屋台蒸上」

天神の中心部・渡辺通沿いにあるのが「HEROs屋台蒸上」。ここでは焼売や茶碗蒸し、せいろ蒸しなどの蒸し料理が味わえます。

看板メニューの「肉肉焼売」(450円)は荒びきの豚ミンチがジューシー! 「博多明太子大葉のせいろ飯」(1,200円)は、観光客だけでなく地元客にも人気です。

オリジナルの福岡名物がある「なかちゃん」

福岡三越前で店を構えるのは、常連客でにぎわう「なかちゃん」。名物の鉄板料理のなかでも、他では見慣れないのが「博多ピリピリ」(800円)。もちっとしたお好み焼きの生地に、明太子やキムチなどを巻いて味わうオリジナルです。

知る人ぞ知る本格中華の裏メニュー「てっちゃん」

博多大丸前の「てっちゃん」には、メニューにはない「裏メニュー」が! 大将の梅原鉄也さんは、ホテルの中華料理店で磨いた腕をふるい、屋台で本格中華料理を提供しています。


ラー油でピリ辛に仕上げた「刺激マーボー豆腐」(750円)は、山椒の香りが鼻に抜けてやみつきになる辛さ!
 


そして、裏メニューとして、マーボー豆腐と焼きラーメンを融合させた「マーボー麺」(900円)は、太めの麺にマーボー豆腐が絡み、お酒にもぴったりです!

天神の屋台で味わえる『世界の味』

フランス出身レミさんの家庭料理が味わえる「レミさんち」

開店からずっと客足が絶えない人気店と言えば「レミさんち」。オーナーのグルナー・レミさんは「屋台は福岡の窓口。好きな福岡をお客さんに見せたい」と、福岡のまちで屋台を開店しました。


おすすめは「絶品!エスカルゴ」(850円)! 他にもたくさんのフランスの家庭料理を提供しています。

世界の各国料理が味わえる「El Bajon(エル・バホン)」

天神日銀前にある「El Bajon(エル・バホン)」では、約30カ国を旅して料理を学んだオーナーの大坪裕哉さんが、世界各地で触れた味を再現しています。

炭火で豪快に焼き上げる「ジャークチキン」(1,100円)は、人気ナンバーワンのメニュー。ジャマイカの名物料理で、大坪さんが現地で習ったレシピで作っています。

「パストールタコス」(680円)。特製のマリネに漬けこんだ豚肉を焼き上げ、タマネギなどの野菜といっしょにいただきます。

初めて&女性だけでも安心! 屋台の楽しみ方

街頭でインタビューをしてみると、「行ってみたいけど、中の雰囲気がわからないので入りづらい」「どんなメニューがあるかわからない」「女性だけでも気軽に入れたら」といった声が集まりました。

初めての人でも安心して屋台を楽しむためには、お店選びのポイントやマナーを知っておくことをおすすめします。
 


●開店時間は?
およそ午後6時30分~7時。店舗やその日の状況によって異なります。

●お店の選び方は?
①食べたいメニュー
②料金が表示されている

●マナー
①お通しやワンオーダーなど入店時にルールを確認
②長居はひかえる


マナーを守りながら、楽しく屋台を満喫してください!

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