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有田焼400年!再生と革新 作陶家たちの挑戦

ことし有田焼は誕生して400年を迎えた。日本で磁器を制作するため原料を探し歩き、有田の地へ辿り着いた渡来韓国人李参平が磁器作りを確立したことから始まった有田焼。江戸時代初期1616年のことだった。その後有田の人々に伝承した有田焼は日本が世界へ誇る伝統工芸品へと成長した。400年を経た現在も、およそ200の窯元が作陶を続けている。
李参平の子孫 14代李参平こと金ヶ江三兵衛(54)、彼は時代とともに変化を遂げてきた様式の中でも、あえて初代が手がけていた「初期伊万里様式」を復元すべく奮闘の毎日。初代と同じ原料を調達し、登り窯で焼く。彼を突き動かすのは日本に磁器文化を届けた初代への感謝の念だという。一方、有田焼若手作陶家が集結し有田焼の新ブランドを立ち上げた。その名も「2016/ Arita」。「2016/ Arita」は現代の生活様式に合わせた シンプルなデザインで、世界で売れる有田焼を目指す。この一見対照的な2つの動きには共通点がある。
伝統の技を守りながらそれぞれの形で革新を図ろうとする有田焼の作陶家たちの姿を追った。
(制作:RKB毎日放送/ディレクター:三井 真由美)

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