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どすこい青春! 相撲ガール

大分県屈指の相撲の強豪校・楊志館高校に創部初の女子主将が誕生した。
主将の佐藤里津(さとう・りづ)さん(17)は3年生、身長156センチ、体重49キロと小柄ながら実力は国内トップクラスだ。今年5月に大阪で開かれた女子相撲の全国大会では、最軽量クラスで優勝。6月の全国大会でも持ち味である勢いある立会いを披露し、見事優勝。2冠を達成した。
兄の影響で小学2年から相撲を始めた佐藤さん。「勝ち負けがはっきりするのが好き」と相撲の魅力に引き込まれていった。一見大人しく可愛らしい彼女だが、土俵では一転、まわし姿で後輩の男子部員に激しくぶつかっていく。
時には厳しく、後輩部員に的確な指示を出す頼もしい主将だ。佐藤さんは高校最後となる10月の大会に向けて、後輩や先生の胸を借りて稽古に励む毎日だ。
そして、高校3冠をかけて臨んだ最後の大会。同じ階級には社会人や大学生などライバルたちがひしめき合う中、これまで培ってきた技と力で大一番に挑む。
これまで支えてくれた人たちへの感謝の思いを胸に、高校最後の大会で有終の美を飾るため全力で相撲に打ち込む佐藤さん。主将として懸命にチームを束ねる姿と青春を相撲に打ち込む彼女の思いを伝える。
(制作:OBS大分放送/ディレクター:田中 智基)

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