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祭り馬に魅せられて

宮崎市清武町。ここで祭り馬を育てる一人の男性がいる。妻木国志(つまき くにし)さん75歳。祭り馬に関して妻木さんに適う者はいない。それもそのはず。妻木さんは子供の頃は馬で通学するほど人生を馬と共に生きてきたスペシャリストなのだ。そんな妻木さんが大好きなのは太ってたくましい農耕馬。妻木さんは毎日調教と躾を繰り返す。そこにはこんな理由が・・・
宮崎県には馬が大切な役割を担う祭りが県内各地に伝承されている。妻木さんの育てる馬は美郷町の御田祭(おんださい)・宮崎市の宮崎神宮大祭(みやざきじんんぐうたいさい)などを晴れの舞台とする祭り馬なのだ。妻木さんにはとびきり思い入れの強い祭りがある。それは宮崎神宮大祭の神賑行列に登場する「シャンシャン馬」。宮崎では大正初期まで結婚すると日南市にある鵜戸神宮へお参りする風習があったといわれる。その際馬につけている鈴が「シャンシャン」と鳴り続けたところから「シャンシャン馬」と呼ばれた。
「花嫁さんにケガがないように」「事故があってはならない」をモットーに晴れ舞台を目指す妻木さんと馬たちの奮闘を描く。
(制作:MRT宮崎放送 / ディレクター:下原 塔子)

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