PageTopButton

ガハハおじさんの絶品チーズ

宮崎県霧島連山の麓、小林市に、「ダイワファーム」がある。10数頭の乳牛を飼育し家族でチーズ製造を行うチーズ工房だ。父の代から経営していた酪農の跡を継いだ大窪和利さん(61)。「ガハハ!」と大声で笑うのが大窪さんのトレードマーク。

何があっても前向きに、明るく突き進むのが大窪さん流。大窪さんは20年ほど前、国の牛乳生産調整を受けた。これをきっかけに、6次産業に乗り出した。まずはソフトクリーム。そして、はまってしまったのがチーズだ。思い込んだらまっしぐら!チーズのために試行錯誤。研修にイタリアまで飛んだ!なかでも虜になってしまったのが「モッツアレラ」。フレッシュチーズでその日に生産できるが、それだけ出来上がりが難しいチーズだという。

そんな大窪さんが一番にこだわるのは、牛乳づくり。牛に与える飲み水は3キロ離れた山から引いてくる湧水。畜舎には活性炭をしきつめ乳に臭いが移るのを防いでいる。エサにもこだわったチーズは、大窪さんをはじめ家族で大切に作られているのだ。

そのチーズ作りが認められ、国内のチーズコンテストでは数々の賞を受賞した。大窪さんは、日本のチーズの魅力を多くの人に伝えていきたいと、チーズ作りに意欲を燃やしている。

(制作:MRT宮崎放送 / ディレクター:日高七菜子)

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう

radiko 防災ムービー「いつでも、どこでも、安心を手のひらに。」