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くにばぁが南阿蘇村にやってきた!

福岡県飯塚市で生まれ育った牟田邦子さん(75)は、小学校からの幼馴染みの英樹さん(75)と結婚後、福岡市で暮らしていた。25年前に、知人の紹介で熊本県南阿蘇村に家を購入。別荘として、憧れだった田舎暮らしを楽しんでいた。去年4月に熊本地震が起きたとき、牟田さん夫婦は村に滞在中だった。南阿蘇村と熊本市を結ぶ阿蘇大橋が崩落し、トンネルも通行止めとなり、夫婦は小学校での避難所生活を余儀なくされた。が、その際に地域の絆の強さを改めて感じることになる。
夏、お世話になった恩返しがしたいと、完全に移住することを決め、住民票を南阿蘇村に移した。移住後の邦子さんは、地域の行事に参加するだけでなく、車を持たない近所の方たちのために病院やスーパーへの送迎もしている。
初めての阿蘇の冬は、自宅で福岡の工芸品「さげもん」を教えたり、近所の人たちと食事会をしたり、一番好きな場所でもある自宅の庭、約800坪の
「くにばぁの花畑」の手入れを欠かさずに過ごした。
もうすぐ、再びの春。この半年の、夫婦そして近隣の人たちの変化を追った。

(制作:RKK熊本放送 / ディレクター:内藤 郁美)

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