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ウミウシに恋して

シンデレラ、オトヒメ、コンペイトウ、これらはすべてウミウシの名前です。
ウミウシは巻貝の仲間で姿形も様々。世界でおよそ6000種類、日本だけでも3000種類以上という種類の多さも特徴のひとつで、カラフルな色合いから「海の宝石」とも呼ばれています。そのウミウシを愛してやまないのが、かごしま水族館の飼育員、西田和記さん(30)。休みの日も海に潜り、自宅で研究をしています。妻と共同でウミウシ柄のアクセサリーまで開発。水族館のグッズとして販売しています。ウミウシは餌が分からない種類が多く、飼育法が確立されていません。しかし3年前、西田さんの熱意で日本でも珍しい常設展示が叶いました。ウミウシホテルと名づけた水槽で約20種類を飼育しています。「鹿児島はウミウシの宝庫。他の生き物にはない生態と次々と現れる新種が魅力」と西田さんは話します。今年かごしま水族館は20周年。
西田さんは、ウミウシの展示コーナーリニューアルに向け、採集から展示水槽のデザインまで担います。綺麗でかわいいウミウシをみんなに知ってもらい、イルカやジンベエザメに負けない水族館の人気者にしたいと孤軍奮闘する日々を追いました。
(製作:MBC南日本放送 / ディレクター:江藤)

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