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榎本せんせい七変化

2009年、宮崎県北部・延岡市の大貫町(おおぬきまち)に開業した「大貫(おおぬき)診療所(しんりょうじょ)」。院長を務めるのは宮崎市出身の榎本(えのもと)雄(ゆう)介(すけ)さん。開院当時、延岡市は「医者不足」という課題を抱えており、延岡市出身の奥さんが、大貫町(おおぬきまち)の住民から相談を受けたことをきっかけに、延岡市で開業することになった。元々、地域医療に興味があった榎本先生。地域との関わりを大切にしたいと、5年前から毎週火曜日、診療所の前で朝市を実施。患者さんはもちろん、近所の住民にも好評で、一種の憩いの場となっている。また月に1度、診療所の2階を開放し「居酒屋」的なイベントも実施。この時は“榎本先生”ではなく、“店長”となる。診療所内の仕事にとどまらず、自ら地域に出ていくことも大切と考える榎本先生。地域の集まりや町内の祭りなどへの参加はもちろん、市内最大の祭りで実行委員長も務め、盆踊りのギネス記録に挑戦・達成した。その他、相撲好きということもあって、相撲部屋の合宿の誘致、運営にも携わる。そんな榎本先生の信念は「地域医療はまちづくり」。医師に、居酒屋の店長、実行委員長などさまざまな顔を持ちながらも、常に抱き続ける地域医療への想いを描く。
(製作:MRT宮崎放送 / 高橋晋作)

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