関根勤&おかずクラブが福岡のカレー店を食べ歩き!「カレーパラダイス福岡ツアー」
目次
食のまち福岡は「カレー王国」
「5~6年前くらいからブームが始まったのでは」と話すのは、福岡のまちネタ&グルメ情報を知り尽くす『シティ情報ふくおか』の編集者・小宮のりこさん。この数年で、店舗数はかなり増えているとの情報を得ました。独自に進化を遂げた福岡のカレーが、次世代の福岡の名物グルメになる…!?ということで、福岡の最新カレー事情をレポートします。
福岡の最新カレー事情を関根勤さんとレポート!
今回たけるが案内するのは、こちらの3店舗。ピンときたらカレー通かも!?
- “糸島No.1人気” 仕込み10日の熟ウマカレー
- “3分で仕上げる” 中洲の老舗の一皿
- “大バズり” 食べログ1位!カレーの聖地
10日間かけて完成する糸島の絶品カレー「まんまる食堂」
店主の森裕美さんは、糸島食材を使った料理で競う糸島グルメグランプリで3年連続準優勝した実力の持ち主。完成までに実に10日をかけた「極上糸島豚のカツカレー」(900円)を準備してくれました。
スープのベースは鶏ガラ・野菜・果物。さらに、醤油ベースで煮込んだ牛すじを合わせてスパイスで整えます。
おいしさのヒミツは、店舗奥にある冷蔵庫に。できあがったカレーを1週間かけて冷凍し、熟成させます。1日目と7日目を比較すると、色の濃さは一目瞭然。1・3・7日目を比較してもかなり違いがあります。
おいしさのヒミツは、店舗奥にある冷蔵庫に。できあがったカレーを1週間かけて冷凍し、熟成させます。1日目と7日目を比較すると、色の濃さは一目瞭然。1・3・7日目を比較してもかなり違いがあります。
森さんいわく、7日目のカレーで「深いコクが生まれ、味にトゲがなくなる」。こうしてカレーを熟成させることによって、旨み成分がアップして、「まんまる食堂」の10日間カレーが生まれるというわけですね。
お酒の後にもぴったり! 中洲の老舗「王餃子」の「中華風カレー」
変わって、関根さん・たける・辻アナウンサーが向かったのは中洲にある老舗「王餃子」。2代目店主の山肩政剛さんが、独自の締めカレーを紹介します。
「王餃子」は餃子と醤油ラーメンをメインに1964年に創業。ところが当時、豚骨ラーメンが主流の福岡では醤油ラーメンは人気がなく、先代である山肩さんの母・下田典子さんが中華料理店で修業して、中華丼や八宝菜と一緒に身に付けたのが「中華風カレー」だったそうです。
中華鍋で野菜を炒め、秘伝の「隠し味」を投入。鶏ガラスープ、調味料で味を調えます。調理時間は約3分とカレーができあがる速さも町中華ならでは。締めラーメンならぬ「締めカレー」として常連客に人気です。
関根さん「ん~! 初めての味」
さっぱりしているけどコクがある。その秘密である緑色の液体は、実は餃子を作る時に出た野菜の絞り汁。キャベツのうま味がたっぷり出た絞り汁だからこそ、ほんの少量でも信じられないほどのコクが出るのだとか! 王餃子の超時短カレーは「中印日伊」と関根さん。いろんな味を感じる一皿でした。
食べログ1位の頂点の味「ハラールフード マルハバ」
福岡市東区筥松にある「ハラールフード マルハバ」は、グルメ情報サイト「食べログ」で1位を獲得した名店。もとは食品を扱う食料品店でしたが、店主のジャマールさんが作るカレーの味が知り合いの間で評判になり、飲食店を開いたそうです。
店内では常時20種類以上のスパイスを販売。食材を仕入れに来ていたカレーのプロ「スパイス&クラッシュ&ロックンロール」の小島卓さんは、「おいしいカレーの味を思い出すためにしょっちゅう来ています」と話します。
名物の「チキンカラヒ」(1,500円)は、鶏肉と野菜をたっぷりの油とスパイスで煮込んだパキスタン料理。「さっぱりしている。これは飽きない味だね」と関根さんも絶賛でした。
カレーだけでも約70種類という驚きのレパートリーを持つ店主のジャマールさん。この日は特別に「チキンジャンギーリー」(1,300円)も作ってくれました。ベースとなるのはパクチー(コリアンダー)と青トウガラシ。食べられるお店は全国でも数少ないそうです。
ジャマールさんの作るカレーは、まさしく福岡の頂点に立つ「キング・オブ・カレー」。関根さんは「すばらしい」に掛けて「YMCA」と締めくくりました。
スイーツも話題! 高砂「ママカレー」&平尾「ぐぐカレー」
移動中はたけるがセレクトしたスイーツを堪能! 1品目は「ママカレー」(中央区高砂)の「フローズンチャイ」(600円)。店舗では中南米にあるガイアナ共和国の「スペアリブカレー」(Mサイズ1,200円)などが味わえます。
また、平尾にある本格スリランカカレー店「ぐぐカレー」では、ラムキーマカレーのほか、デザートで食べるプリンも絶品! カレー好きの間で話題になっているようです。
※普段はイートインのみですが、収録のために特別に用意していただきました。
どこにある!? 南区の隠れ家「CAFE7Go室」
一方、おかずクラブの2人は、「なかなか見つからないカフェ」のカレーを捜索するために南区・南大橋へ。閑静な住宅街のようですが、この中に絶品カレーを味わえる隠れ家カフェがあるそうです。
近隣の住民から得た有力情報をもとに、住宅街をぐんぐんと進むものの、なかなか見つからない……!
キョロキョロと周囲を見渡しながら歩くうちに、ようやくカフェを発見か!? 探すこと30分。2人はようやくお店を発見しました!
築50年の古民家を改装した「CAFE7Go室」の店内で、店主の森田也寸志さんが迎えてくれました。わかりづらい立地にもかかわらず、ランチタイムはいつも満席になるとのこと。
お目当てのカレーは「ランプステーキ赤ワイン煮込みカレー」(1,550円)。「肉めっちゃおいしい!」と満足そうなゆいP。オカリナも「おいしい~!」と柔らかいステーキを楽しんでいました。
リトルアジア・吉塚商店街の「インド&ネパール料理 ブッダ」「チョウゼヤ」
芸能界きっての食いしん坊・おかずクラブにバトンタッチ。ゆいPとオカリナが向かったのは、博多区吉塚にある「吉塚商店街」です。
実はこの吉塚商店街は、昔ながらの商店とアジア料理店が混在する“リトルアジア”とも呼ばれる、知る人ぞ知るディープスポットなんです。
「インド&ネパール料理 ブッダ」で、ゆいPは大好物のチーズナンが付く「チーズナンセット」(980円)を注文。チーズナンはタンドール窯で焼き上げます。
店主のバニヤ・ラクスマンさんに見守られながらナンを頬張るゆいPは、かなりの満面の笑顔。一方、オカリナは「ダルバートセット」(960円)をオーダーしました。
「いろいろ混ぜながら食べると味変できていい」とオカリナ。ダルバートは、店主のバニヤさんが自宅でも毎日作る現地のソウルフードなんだそうです。
続いて向かったのはミャンマー料理の専門店「チョウゼヤ」。140年前に建てられた銭湯を改装したユニークな店舗が特徴です。ここで味わうのは「チェッターヒン」(700円)というチキンカレー。真っ赤なルーがいかにも辛そうですが……!?
ゆいP・オカリナ「甘い!」
実はこの赤い色はパプリカパウダーの色。見た目は「激辛」ですが、野菜の甘みでやさしい味わいに仕上げられています。「めっちゃうまいね、ヤバい!」と、ゆいPはモリモリと食べ続けました。
「パラダイス~福岡~カレー!」と、カレーツアーを振り返る関根さん。おかずクラブの2人も、個性豊かな福岡のカレーを存分に楽しんでくれたようでした!
出演者 関根勤、おかずクラブ(ゆいP・オカリナ)、たける、辻満里奈 ほか
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