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海がくれた宝物

日向灘に面した宮崎県北部のまち、門川町に住む金丸真美さん(44)は、
海岸で拾い集めた貝殻を使ってアート作品を作るシェルアーティスト。
作品は貝殻で作ったとは思えないほど色鮮やかで繊細。着色も一切せずに全て貝の色だけで表現している。
自宅の棚には形や色、大きさが異なる貝殻が約500種類。金丸さんが長い時間をかけて県内各地の海岸で拾い集めたものだ。貝殻1つ1つピンセットを使いながら宝石のように扱い、作品を作り上げる。思い描く色や形の貝殻がない時は海に出掛けて採集することも。しかし近年、海岸は浸食が進み、貝殻が採取しにくくなっているという。「何とかしないといけない。このままではこども達が海で遊ぶことができなくなる」。そこで金丸さんは作品を通して自然や環境の大切さを訴えようと様々な活動を始めた。それが貝殻アートの教室やイベントへの作品出展。多くの人に自然が育んだ貝殻で作った作品を見てもらい、海の魅力や素晴らしさを伝えようと考えたのだ。さらに、ふるさとの海や自然を題材にした新作にも取り掛かった。「この作品を通じて地元の魅力を再発見して欲しい」故郷の海を愛するシェルアーティスト、金丸さんの思いを描く
(製作:MRT宮崎放送 / 日高 良敬)

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