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わたしたち、かつお解体ガール

「頭がとれました!拍手をお願いします」。会場に響く声。「さつま乙女チームA」、鰹の解体ショーで枕崎市を盛り上げる女子高校生たちだ。「地元で獲れる鰹の美味しさを多くの人に知ってほしい」と活動する鹿児島水産高校の「かつお捌き隊」。中でも女子生徒のみで結成したのが「さつま乙女」。「縞模様が出るのは、興奮したから」「一度に200万個の卵を生む」、次々に出る鰹あるある、鰹愛が止まらない。授業が終わるとスクーターでまちのスーパーへ。突然はじまる「解体ショー」。全長50cmはある鰹に華奢な腕で刃先を入れる。「枕崎に昔から伝わる切り方、薩摩切りです」。伝統的な切り方まで披露する。手作りのフリップで、実況解説付き。最後はタタキとしてお客さんに振舞う。「薩摩切り、知らなかった」、「捌き方が上手」など、お客の反応も上々。去年秋には初めて、県外のイベントにも参加。「枕崎のことを勉強して、さらに地元が好きになった」メンバーの1人、園田舞佳(そのだまいか)さん(17)は話す。そんな「さつま乙女」の新たなプロジェクトが始動した。「解体ショー」でまちを盛り上げようと奮闘する解体ガールたちを追った。
(製作: MBC南日本放送 /中鶴 崇大)

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