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私の名前は かおなしまちす

「かおなしまちす」こと、齊藤由依さん(32)。
ある時は、商店街や店舗に個性的な絵を描く画家。そしてある時は、奇抜なメイクをしてイベント等に参加するパフォーマーと、2つの顔を持つ女性だ。大分県南部・津久見市出身の彼女は、21歳のとき美容師として働くため、別府市へ移住。しかし、東日本大震災を機に「人生いつ何が起きるかわからない。今、やりたいことをやっておかなければ。」という思いに駆られ、密かに夢として抱いていた画家の道に足を踏み入れた。元々人見知りだった彼女だが、ある時、ライブペイントで観客にただ描いている姿を見せるだけでは面白くないと感じ、パフォーマンスをすることを思いつく。その姿が話題となり、様々なイベント等に声がかかるようになった。「別府を盛り上げるために、まちすは欠かせない」観光地でありながら、高齢者と留学生が多くを占める別府で、彼女のように地元を愛し、熱い気持ちをもって盛り上げようとする存在は貴重だ。彼女にとっても、別府は自分を変えてくれた場所。ほどよい距離感で応援してくれる市民は力強い味方だ。
別府から世界へ…彼女の人生のベースには、第二の故郷・別府への感謝の気持ちがあった。
(製作:OBS大分放送 / 川内 信江)

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