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ぼく、編集長です!

大分県日田市に住む小学6年生の高村虎志郎くん(12)は手書きのフリーペーパーを不定期で作っている。その名も「高村木材フリーペーパー」。小学校に入学したころからクラスの「学年だより」が好きだった虎志郎くん。
日田市は林業が盛んな町で、虎志郎君の祖父と父が日田杉の製材所を営んでいることから、木が当たり前のようにある環境で育ってきた。

初対面の人には「高村木材 キッズ部広報課」の肩書が記された名刺が差し出される。そして、4年前から同社の広報担当として林業や木材産業をテーマにしたフリーペーパー作りを開始。丸太の運搬・入札方法といった専門的な内容もあれば、発注ミスを指摘したスクープ(?)もある虎志郎くんのフリーペーパー。年2回のペースで発行し、来社した人やイベント時に配布している。

一家が営む製材所がある日田市小野地区は、2017年に発生した九州北部豪雨で大きな被害に見舞われた。被災1か月後には「災害特別号」を発行し、子供の視点から被害状況を伝えた。「木の良さをもっと多くの人に知ってもらいたい」と語る虎志郎くん。彼が考える「木の魅力」とは。そして、次号はどのようなフリーペーパーになるのだろうか。
(製作:OBS大分放送 / 井本 信也)

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