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学生社長が作る黄金色のイクラ

宮崎県五ヶ瀬町でサクラマスの養殖を手掛ける上野賢さん(25)は宮崎大学大学院農学研究科の2年生。出身は岩手県で大学進学を機に宮崎にやって来ました。もともと動物が大好きという上野さんは、サケ科の魚「サクラマス」を大学で研究。2019年4月には、サクラマスを養殖し、身やイクラを生産・販売する会社を設立しました。そのビジネスモデルは、地元の銀行などから高い評価を受けています。
渓流の女王ともいわれる川魚のヤマメが海に下り、大きく成長して川に戻る「サクラマス」。暖かい宮崎では天然でサクラマスになるヤマメは存在せず、上野さんは、ヤマメを一定期間海で養殖することで「サクラマス」に成長させています。
サクラマスは味がヒラメにも似ている高級魚。上野さんは、その身や卵から作るイクラを料亭やホテルなどに出荷する予定でしたが新型コロナウイルスの感染拡大で事業は大打撃を受けます。しかし、ピンチはチャンスと個人向けの商品を開発したりするなど前向きに活動を続けています。
「宮崎に新しい名物を」その夢をかなえようと奮闘する若者にカメラを向けました。
(製作:MRT宮崎放送 / 日高 健一)

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